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March 16, 2013

3月15日 ラヴクラフト邪神忌

 昨夜は、阿佐ヶ谷ロフトAにて、H・P・ラヴクラフト76回目の命日に捧げるイベント「邪神忌」でした。私、朱鷺田と森瀬繚さんとの行うイベントで、ギリギリまで「お客、来るかな」とか心配していましたが、50人もの方にご来場いただき、ありがとうございました。また、貴重なお話をいただきました、ゲストの新城カズマさん、黒史郎さん、ありがとうございました。

 簡単に写真レポ!と思っていたら、ゲストの写真取ってなかった(汗)
 名刺は忘れるし、もう。

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 まず、76回目の命日ということで、森瀬さんが作ってくれたスライドで、HPLのお墓へのヴァーチャル参拝しながら、私がヘイゼル・ヒールドの弔辞を朗読。(翻訳は「クトゥルー神話全書」の竹岡啓さんがしてくれました(感謝!))

 その後、小説家の新城カズマさんを囲み、遊演体のネットゲーム90で使用された「南極文書」の説明。これは、ミスカトニック大学と蓬莱大学の合同探検隊が南極に行った記録で、執筆者はH・P・ラヴクラフト博士。ある意味、今回最大の隠し球。ご許可をいただきました(株)遊演体と新城カズマさんに感謝します。

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 その後、黒史郎さんも登壇いただき、クトゥルフ神話の負の遺産をテーマにトーク。人種や文化への偏見、科学的な誤謬などは時代的にやむなきことであったが、我々現代のラヴクラフティアンは神話をどのように継承していくべきかと話で、「21世紀のクトゥルフ神話」へと続きました。
 黒さんの「現代のラヴクラフトが欲しい」という発言から、21世紀のフラッグシップ的な作品は何か、あるいはどのような要素が求められるかという流れになりました。後半はかなりアチコチ飛びながらも、ユニークなトークになったと思います。面白い3時間でした。
 多数、ご来場いただき、本当にありがとうございました。
 できれば、来年の3月15日もこうした形で、邪神忌を行いたいと思っています。
 その前に、8月20日のラヴクラフト聖誕祭も。

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 新城カズマさんの新刊「Tokyo 404」と、来場していただいたライトノベル作家、形代小祈さんの「異端児たちの放課後」をいただきました。前者は東京で不思議なライフスタイルを続ける若い女性の話ですが、最後には少しだけクトゥルフ要素が入るとか。後者も学園ファンタジーで、クトゥルフの名前は出ませんが、作者としてはクトゥルフ的な意味を持って書いたとのこと。

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 「ナイトランド」のイベントでお世話になっております青木淳さんより、クトゥルフの編みぐるみをいただく。目がキュート!

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 次は、3月20日、「クトゥルフ・ミーティングINまんだらけ」です。出演は、朝松健さん、山本弘さんで、両方の立場に近い朱鷺田は何か司会的なことをやることになりそうです。写真は、イベント限定の高橋葉介さんイラストTシャツ。昨夜の段階では、まだ少しだけ残っているとのこと。

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