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May 21, 2013

クトゥルフ:比叡山炎上:金ケ崎異聞:旧主救出

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 先週土曜日は、クトゥルフオンリー・コンベンション

 今回のシナリオは、「比叡山炎上 金ケ崎のΧ」。
 戦国クトゥルフということで、がっつり、元亀の兵乱 金ケ崎ののき際に関わるシナリオをば。

 元亀元年4月、織田信長は3万の軍勢を率いて、朝倉攻めに向かった。
 信長が擁立した足利義昭に反抗する朝倉を撃つという名目である。
 無事、若狭国金ヶ崎城を落として、入場した信長勢の一角に、明智光秀率いる忍者たちがいた。招集された彼らの前に現れたのは、先年、信長に下った稀代の悪人、松永弾正。

松永:明智殿、この者たちをお借りいたす。
一同:やべ、松永配下だよ。
松永:朝倉めは、若狭国の守護大名、若狭武田氏の御曹司、武田元明様(御年8歳)を幽閉して若狭国を牛耳っておる。どうやら、朝倉の阿呆め、戦のどさくさで幽閉先のことをとんと忘れておる。この隙に、おぬしらで元明様をお救いするのだ。
 元明様は、若狭国に古くから住まわれる古の血筋の方。ゆめゆめ、ご無礼があってはならぬ。もちろん、お体に傷ひとつつけてもならぬ。
 ああ、そうそう、元明様は若狭武田家に古代より伝わる家宝の「玉手箱」をお持ちだ。それも必ず、持って帰るのだぞ。
一同:(こいつの狙いは絶対、そっちだ)

 そんな訳で、出立する忍者軍団。実際には、忍者、巫女、僧侶、鉄砲衆、マタギという混成チーム。
 いきなり、案内役のマタギが〈土地勘〉ロールに失敗して、一向一揆に飛び込みそうになったりしたものの、何とか、無事、目的の漁村「九頭の里」に到着する。

 なんとか、元明様に接触することにも成功するが、村にも屋敷にも他の人気がない。
 台所を探索すると、おぞましい臭気を放つ魚らしき何かの塩辛があり、何やら落ち着かない。
 元明様は、8歳にして輝くような美少年であるが、彼も浮世離れした存在である。

 沖の方を見ると、何やら魚人めいた者が見える。
 この村は磯女と魚人たちの村だったのだ。

 磯女との激しい戦闘を切り抜け、村を脱出する。
 (巫女が磯女に血を吸われて死にかけた)

 金ヶ崎城へ向かって山道を戻っていくが、山中には一向一揆の大軍が移動している。
 どうやら、金ヶ崎城へ向かって大軍が移動しているようだ。
 やむなく、身を隠した祠で、夜を過ごす一行だったが、玉手箱の魔力にとりつかれた巫女とマタギが、その中に入っていた魔道書「未然記」から、天魔の猟犬の召喚呪文を読んでしまう。

 いわゆる、ティンダロスの猟犬であるが、祠にあった神剣の力とマタギの放った破魔矢でこれを撃退したが、「未然記」は燃えてしまった。

 無事帰還した一同が、元明様を救ったことを称賛する松永弾正だったが、玉手箱の中身が燃えてしまったことを聞くと、いかにも残念そうに呟いた。
「やはり、比叡山に取りにいくしかないか?」

 ~終わり~

■いただきもの

 スタッフより、電球のお酒「てんきゅう」をいただきました。
 ありがとうございます。


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