6月25日:阿佐ヶ谷クトゥルー夜話(仮)@阿佐ヶ谷ロフトA
明日25日、クトゥルフ神話のイベントを行ないます。
場所は、HPL生誕祭や邪神忌を開催した阿佐ヶ谷ロフトA。
いつもの通り、クトゥルー神話の盟友、森瀬繚さんと私、さらに、SF翻訳家の尾之上浩司さんをお招きし、扶桑社ミステリー『クトゥルフ神話への招待』などのお話をさせていただきます。
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【出演】
森瀬繚(作家・編集者・クトゥルー神話研究家)@Molice
朱鷺田祐介(作家・ゲームクリエイター)@TokitaSuzakuG
尾之上浩司(翻訳家)@minikurochibi1913年6月、コンゴ盆地の奥地より詰め物のされた荷物がアーサー・ジャーミン卿の元に届けられてから100年が経過しました。(ラヴクラフト「故アーサー・ジャーミン卿とその家系に関する事実」より) この夜、クトゥルー神話について心ゆくまで語り合い、特に日本国内での今後の展開などについて最新情報をご紹介しようと思います。
物販スペースでは、長らく邦訳が待ち望まれてきたラムジー・キャンベル、コリン・ウィルソン、ブライアン・ラムレイらの作品4点が掲載される作品集『古きものたちの墓 クトゥルフ神話への招待』(1000円、扶桑社)、森瀬繚による最新の解説書『ゲームシナリオのためのクトゥルー神話事典』(1985円、ソフトバンククリエイティブ)などの先行販売が予定されています。また、参加者全員にラヴクラフトの未訳断章(後にダーレスが加筆し、小説「暗黒の儀式 The Lurker at the threshold」として完成させたもの)の日本語訳ペーパーを配布予定。
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こちらが、森瀬繚さんが作成してくださった当日配布ペーパー。
まず、ラヴクラフトはいくつもの創作メモを残しました。その死後、彼の書簡や創作メモは、オーガスト・ダーレスらの手で保存され、書簡集は順次書籍化されていくのですが、創作メモは、死後、クトゥルフ神話の普及を図ったダーレスとラヴクラフトの死後合作という形で、ダーレスによって書き上げられていきます。「アルハザードのランプ」などがよく知られていますが、その中でも最大の長さを持つのが「暗黒の儀式 The Lurker at the threshold」です。今回、配布いたしますのは、「暗黒の儀式」のもとになったラヴクラフトの断章の日本語訳です。日本語化は立花圭一さん。
クトゥルフ神話史の一時期を探る者にとって、非常に貴重な資料となるでしょう。