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June 24, 2013

TRPG文華祭:インプロとか、アヒージョとか、っぽい深淵とか

 6月22・23日は、宿泊型のTRPGイベント「TRPG文華祭」に参加してきました。朱鷺田は2回のGMを行った他、トークショーに参加し、その後、人狼などを遊びました。
 今回は、西上柾君がシャドウランを2回、岡和田晃君がエクリプス・フェイズを1回GMしてくれましたので、私はエクリプス・フェイズを1回GMした後、ネタ・セッションをば1回。

 今回はあまり写真を撮るタイミングがなかったので、簡単なレポにて。

■エクリプス・フェイズ「クレイドル」

 1回目のセッションは、「エクリプス・フェイズ」。翻訳進行中のSF-TRPG。
 シナリオは、7月発売のRole & Rollに掲載する予定のシナリオですので、具体的な内容は話しませんが、太陽系外惑星に向かい、その惑星の謎と遭遇するというものです。今回は、特に、実際、セッションでシナリオが生命を与えられるということが実感されました。
 ありがとうございます。

■酒とかアヒージョとか

 セッション終了後、セッション部屋はなぜか酒蔵に変身。酒が並び始める。
 私は、大分から送ってくれた「電光石火」と、蜂蜜酒(ミード)「ミエディバル」を持ち込み、つまみとして、「ゆで卵の味噌漬け」と「貝柱のアヒージョ」(+フランスパン2本+鯖の水煮缶×2)を持ち込む。

 残念ながら、トークショーの時間になったので、大広間へ。
 なぜか今回は、ほとんど酒場部屋にいなかったような。

■トークショー

 まずは、ゲスト陣のトークショーという挨拶タイム。

 朱鷺田はほぼ情報告知に費やしてしまいました。
 いずれどこかでコメントされるかと思いますので、概要をば。

シャドウラン『アーセナル』は、制作作業が遅れており、発売が7月下旬となります。誠にすいません。現在、校正作業中ですので、具体的な発売日が決まり次第、告知させていただきます。
 続いて、リプレイ第四弾『帝都の天使たち』が執筆中です。JGCには間に合わせたいと思っております。
エクリプス・フェイズ:現在翻訳進行中です。もう少々お待ちください。
クトゥルフ:その1。別項目でも告知しますが、明日6月25日に、阿佐ヶ谷ロフトAにて、「阿佐ヶ谷クトゥルー夜話」を開催します。
 その2:年末にクトゥルフ神話検定が開催され、朱鷺田も企画に参加しております。
SF大会「こいこん」に参加します。JGCの部屋があり、鈴木銀一郎先生、安田均先生、友野詳先生が参加します。朱鷺田も出演します。

■ワークショップ「インプロ×TRPG」

 トークショーの後は、「インプロ×TRPG」と題して、インプロ(即興)演劇の実演とTRPGとの共通点を明らかにするワークショップ。インプロ演劇集団「Platform」&即興演劇俳優「のんべ」さんによる即興演劇とセミナーでした。
 「Platform」さんの即興劇の手法はなかなか面白いものでした。
 完全に即興ではなく、お題をもらったり、セリフの代わりに、本一冊を読むだけだったり、枠組みを決めたり、インプロの技術は非常に面白いものでしたし、「深淵」と通じるものがありました。
 私は、かなり即興派のつもりでしたが、訓練された俳優さんの反応速度、応用力は素晴らしいものです。さすがだなあと。
 第三部には、うちの娘。と友野さんがゲストプレイヤーとして参加しましたが、友野さんの演技が抱腹絶倒でした。これはJGCの閉会式ですかい?

 個人的には、彼らに「運命カード」の語り部を読んでほしかったなあ、と。

■人狼とか酒とか

 その後、人狼を遊びたいという人がいたので、大広間で「人狼」を2回。
 朱鷺田はコーディネーターで。
 初回は、鈴木一也大司教の予言者があまりにもハマりすぎ、ボディガードのガードが初回から2回防衛成功と、村人の圧勝。鈴木大司教は、初人狼だったそうですが、予言者役がハマりすぎでした。
 2回めの人狼は、うまく状況の混乱を誘って、勝利。

 その後、酒部屋に向かい、1時間ほど飲み会に合流。
 今回はあまり飲み会にいなかったなあ。

■メガテンっぽい何かの深淵

 今回は西上君が参加してシャドウランを立ててくれたので、2日目のセッションは、色物に走ることに。(インプロの企画があったのだから、「深淵」の渦型を立てろよ、という内なる声は横において)

 2日目は、R&Rステーションに移動して、「深淵」のバリアントということで、メガテン4っぽい何かのセッション。
 データはここに(と『真・女神転生4』の攻略本をさし上げてみたり)。
 ルールは、ここに(と『深淵第二版』)を差し上げてみたり)。

014_2

 もともと、「深淵」の語り部や夢歩き、運命と縁故周りは、深淵ワールドに特化しつつも、ダーク系のお話と相性がよく、以前にも、TRPG文華祭で「ガンダムっぽい深淵」の卓を立てたことがあります。
 本家メガテンは、『真・女神転生Ⅳ』が出たばかり。これも傑作ですので、ぜひ、プレイしていただきたいところです。
 という訳で、「深淵で、メガテンっぽい設定を遊んでみよう!」というシチュエーションです。
 能力値とか、メガテン4に合わせ、ジオとか、マハラギとか言いながら、夢歩きとか、運命とかメガテン合わせて組み込んでみました。ざっとしたPCはこんな感じ。舞台は東京上野、スカイツリーの周辺です。レベル5相当。

・ラムド
 運命:「狂乱(友殺しの予言)」、「運命の出会い(恋愛)」
 東のミカド国から来たサムライ。出身階層はラグジュアリーズ。

・里奈スカディ
 運命「悪魔の血筋」「吸血鬼(血の渇き)」
 ガイア教団の美少女。アギ使いだが、悪魔の血を引き、吸血鬼になりつつある。

・手代木蘭
 運命「呪われた銃」「探し求める仇(偽預言者)」
 阿修羅会から逃亡中のガン使い。

・トウヤ
 運命「不義の子(本当の父は堕天使)」「親が罪人(養父は偽預言者)」
 上野の人外ハンター。親は偽預言者の汚名を着せられて死んだ。本当の父親は堕天使。

・アキラ
 運命「近親憎悪」「心変わり」
 上野の人外ハンター。双子の兄と憎みあう。恋人は悪魔の呪いで異形の姿となり、姿を消した。

 あ、なんかメガテンっぽい。
 シナリオは、上野公園でゾンビの群れを退治した後、人外ハンターのノゾミの依頼でスカイツリーに巣食うハーピーの群れを退治するというシンプルなシナリオであるが、昨夜のインプロの影響なのか、みんな夢歩きで語る、語る。さらに、運命の関係上、ハーピーの背後に堕天使ビフロンスがいることになり、これが蘭の仇だったり、トウヤの父親だったりすることになりました。ラムドは、なぜか、女子高校生情報屋のヒカルと恋に落ちたり(リア充爆発しろ)。

 セッションは無事終了。
 2時間ででっち上げた割りにはちゃんと回るな(笑)
 現代伝奇ものには、いろいろアイますので、皆さんも好きな世界観+深淵で遊んでみてくだされ。

 その後、いつもの通り、秋葉原の中華料理屋「過橋米線」にて打ち上げ。
 美味しゅうございました。

 あっという間の30時間でした。楽しかった。
 娘。も色々な方とお話していただき、楽しい時間だったようです。
 ありがとうございます。

■付録:アヒージョの作り方

 今回、酒場に持ち込んだスペイン風オリーブ・オイル煮「アヒージョ」の作り方。

・材料
 エクストラ・バージンのオリーブオイル100~200CC
 塩(大さじ一杯)
 鷹の爪1本
 にんにく1欠片
 適当な海鮮(今回は、スーパーで売っていた小型のホタテ、ボイル済み)
 さばの水煮缶
 フランスパン

006

・小さめの鍋にオリーブ・オイルを贅沢目に入れ、塩大さじ一杯、小さく切った鷹の爪とニンニクを弱火で煮る。匂いと辛味が移って煮立ってきたら、火を止め、海鮮を入れ、また弱火で煮る。生からなら20分ほど、ボイルしたものなら5分ほどでOK。
 これで出来上がり。スライスしたフランスパンに、鍋からオリーブ・オイルを塗り、海鮮を適当に持ってパクツク。
 ワインほか、洋風の酒に合います。

010

・飲み会で具材が食いつくされたら、残っているオリーブ・オイルの中に、鯖の水煮缶を投入し、スプーンで崩してよく混ぜる。そうすると、鯖の水煮缶がたちまち、鯖のパテに変身。
 これもそのままでも、パンに乗せてもGood!

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