August 29, 2013
明日からJGC2013
あっという間に、8月末。
明日から3日間は、アナログ・ゲームの祭典、JGC2013です。
いつもの通り、朱鷺田は娘。と一緒に3日間、フル参戦します。
宿泊イベントもありますが、新作TRPGの物販など当日参加向けのものもありますので、興味のある方はどうぞ。
▲R-CON
昼間や夜は、R-CONにてGMです。
・金曜日夜 深淵
拙作のダーク・ファンタジーRPG。 第三版に向けて少しだけギミックを入れた形のセッションを。
・土曜日昼 エクリプス・フェイズ
翻訳進行中のトランスヒューマンSF-RPG。
近未来の太陽系を舞台に人類絶滅の危機と戦います。
今回は、新作サプリTranshumanのサンプルキャラも持っていきます。
・土曜日夜 シャドウラン 20th Anniversary
・日曜日昼 シャドウラン 20th Anniversary
サイバーパンク&ファンタジーRPGの定番、シャドウラン。
今年はR&Rの連載で紹介中の新東京設定などを入れたセッションとなります。
▲二夜連続 夜の深淵CON
深夜に行われる「深淵」オンリーのイベントです。
今年のテーマは「魔族」。
星の世界から、今まで知られていなかった魔族《星の大公ザーン》が帰還しようとする。
世界の終焉をもたらす超大物魔族の帰還に対し、伝説の魔道師《召喚者スリムイル・スリムレイ》は時渡りの秘術をもって対抗する。森の王の魔力を持って、時の綾織りの彼方、はるかな過去へ、あるいは、ありうる未来へと向かう秘術だ。
一夜目は、時渡りの秘術を用いた探索で「深淵」の可能性を追求します。各GMが工夫を凝らして、いつもとはかなり違う「深淵」の可能性をお楽しみください。
夜目は、《星の大公ザーン》との決戦です。
朱鷺田は、初日の夜にGM、こちらはSF風味? いやいや、色々はっちゃけた「深淵」をお見せします。
二夜目は、全体フォローの予定。
一夜目の結果が二夜目に影響を与えますが、それぞれ独立したセッションですので、片方だけ参加されても問題はありません。
▲R&R新作発表会
日曜日の夕方の新作トークショーです。
私と西上で出席予定。
では、新横浜にて、お会いしましょう。
August 23, 2013
マジック:ザ・ギャザリング20周年
「マジック:ザ・ギャザリング」という世界で最初に生まれ、今も続いているTCGがあります。
こちらが20周年を迎えました。
記念サイトが開設され、朱鷺田もコメントを寄せています。
20周年おめでとうございます。
朱鷺田がマジックに出会ったのは19年前の春。
ホビージャパンのRPGマガジン編集部でした。
海外ゲームの評価を頼まれ、デッキを二つ、ブースターを二つもらって遊びました。
非常に面白かったので、翌日、もう一度編集部に行って見本の残りを奪い取り、デッキを構築しました。さらに、最初の紹介記事を書きました。
その後の大騒ぎについては皆さんも御存知の通りです。
私自身は、体力的な限界もあり、2,000年を機会に前線を退きましたが、若いパワーがさらにMTGを盛り上げ、今も高い評価を受けるTCGの金字塔となっています。
ありがとうございました。
そして、20周年おめでとうございます。
次は25周年ですかね?
ラヴクラフト聖誕祭@阿佐ヶ谷ロフトA
8月20日は、阿佐ヶ谷ロフトAにて、ラヴクラフト聖誕祭を開催しました。
今回は、蝉丸Pさんをお招きし、リアル僧侶とクトゥルフ神話・魔法・宗教・神智学を語るというとんでもなくカオスな展開に。蝉丸Pさんはニコ生などで大活躍の、真言宗のお坊さんで、ニコ生、ゲーム、鈍器など、素敵なキーワードでも有名な方ですが、実は、中学生の頃はTRPGゲーマーでもあり、HJ版の「クトゥルフの呼び声TRPG」からクトゥルフ神話に参入したという方でもあります。
イベントはまず、ラヴクラフト123回目の誕生日を祝った後、蝉丸Pとクトゥルフの関係をお聞きした後、拙著『比叡山炎上』や『Secret of Japan』を枕に、オカルト、魔法、クトゥルフ神話、パシフィック・リムなど縦横無尽というか、あっちこっちバタリという感じのカオスなトークとなりました。
また、新紀元社より発売の『クトゥルフ神話検定公式テキスト』の先行発売も行われました。
非常に面白い時間で、多数の参加者にもご来場いただき、本当にありがとうございました。あっという間の時間が過ぎて、あ、また、出演者の写真を撮り忘れた(汗)
次は、来年3月15日の邪神忌(ラヴクラフトの命日)がまず、ありますが、その前に、クトゥルフ神話検定関係のイベントを開くかもしれません。正式に決まりましたら、また、告知させていただきます。
August 12, 2013
R&R107発売:深淵第三版開発開始、エクリプス・フェイズ、シャドウラン
いつもお世話になっておりますTRPG雑誌『Role & Roll』107号がまもなく発売です。
今回から、担当ゲームに関して二つの新展開があります。
■深淵第三版 開発開始
拙作のダークファンタジーRPG『深淵』は、第二版が2008年2月に発売されて以来、5年あまりが経ちました。1997年の初版以来10数年の長い間、継続して来られたのはユーザーの皆さんの応援があってこそでした。ありがとうございます。
このたび、来年発売を目標に、第三版の製作を行なうことが決定し、R&Rにてのサポート体制は、開発日誌という形になります。『深淵』らしさを残しつつ、より遊びやすいものを目指して行きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
第三版へのご意見につきましては、ぜひともR&R編集部までお寄せいただけましたら、幸いです。
今号の『開発日誌』は、まず、コンセプト確認ということで、『深淵』の長所短所の話です。
『深淵』は、本格的なダークファンタジーTRPGとしては、かなり珍しい立ち位置の作品ですので、その個性を捨てるのは本末転倒です。夢歩き、運命、縁故、魔族などの基本的なゲーム・エンジンを大事にしたまま、より多くの人にプレイしてもらえるように、開発を進めていくつもりです。
いくつかのデータはどうしても入れ替わる形になります。
魔族の中でもデータが変わる者もおりましょうし、新規の魔族などもデザインする予定です。このあたり、ぜひとも皆様のご意見をお聞かせください。
■エクリプス・フェイズ リプレイ『月の熾天使 ~ マーズ・サイクラーの帰還』連載開始
朱鷺田が翻訳監修をしております、SF-TRPG『エクリプス・フェイズ』のリプレイ『月の熾天使 ~ マーズ・サイクラーの帰還』が今月号から連載となります。有翼義体『ルナー・フライヤー』をまとったハイパーエリートの女性、ルクサーヌが火星から帰還した時…月を巡る邪悪な陰謀が姿をあらわす!
このリプレイは、以前、掲載されました『金星の人狼』の続編ではありますが、お話は独立していますし、舞台も、月になっていますので、新たに読んでいただいても大丈夫です。
>>>前回の主人公(?)のひとり、タイタンの探検家アルビン君が、なぜか、女性型の分岐体(フォーク)になっていたりします。義体(モーフ)の乗り換え可能なEP世界ならではの出来事ですね。<<<
背景設定を理解するには、こちら「マーズ・サイクラーの帰還」(SFPW)もどうぞ。
■シャドウラン:第六世界へ:新東京の暗黒街
シャドウランの連載記事『Sixth World Almanac』は、新東京の暗黒街編。新東京の闇に潜む犯罪組織「ヤクザ」の設定を、「Corporate Enclaves」から紹介。あと、新東京のシャドウランナーも。
サンプル・キャラクターは、山田風太郎風の邪道剣客「ドワーフのガマ武者」。
サイバーウェアと格闘技で剣技を極めたドワーフ・サムライ。
20m以上先から踏み込んできて、野太刀の居合い抜きで切り裂きます。
野太刀のダメージ値11Pとか。
ちなみに、こいつには、ニッサン・パトロール1を真っ二つにされたことすらあります(汗)
昨夜はニコ生クトゥルフ
昨夜は、ニコニコ生放送のクトゥルフ神話放送。
もともと、「零シリーズ+フリーゲーム 72時間ゲーム実況」 というイベントの中で、「クトゥルフ神話TRPG」のセッションが行われることいになり、キーパーが友野詳さんということで、なぜか、朱鷺田もプレイヤーに召喚されました。
詳しくは見ていただいた通りですが、ゲーム実況の湯毛さん、ドグマ風見さんが初のクトゥルフ神話TRPGに挑戦し、その様子を5時間に渡って生放送するというもの。このライブ感がなかなかドキドキでした。
一応、経験者枠ということで呼ばれた朱鷺田ですが……
・いきなり、京王線に落雷して1時間遅刻(汗)
・サポートキャラとして、オカルト系女医を作ったら、残念キャラに。
・期待される人間像として、「地雷は踏む」という方針で行ったら、死体を見て一時的な発狂。湯毛さんを殺しかける。その後、罠にかかって死にかける。
・聞き耳を試みるが、失敗。魔法陣の部屋に置き去りにされそうになる。角から……
・第二部の情報収集ではことごとく役立たず。何か「黒い人」に呪われる。
・〈ラテン語〉51%がどんどん失敗。
・99を連発し、ダイス運にことごとく裏切られる。
・ドグマさんの元彼女を救いに向かった湯毛さんとドグマさんが完全発狂。
魔道書解読のために残った女医の背後にも、黒い人が……
・最後のロールは〈ラテン語〉51%。そして、出た目が51。
おい、誰か確率を操作してないか(汗)
(Fin)
クトゥルフ神話TRPGらしい全滅エンドでした。あの質問でとか反省点はいくつもありますが、楽しかったし、面白いセッションでした。KPの友野さん、PLのドグマ風見さん、湯毛さん、お疲れ様でした。長時間視聴してくださった皆さん、ありがとうございました。
これで、クトゥルフ神話TRPGに興味を持っていただけましたら、さいわいです。
『比叡山炎上』も買ってください。
追記:一部表記ミスを修正。すいませんでした。
【告知】:8月20日:H・P・ラヴクラフト聖誕祭 ゲストに蝉丸Pさん!
イベントの告知です。
昨年に続き、8月20日に阿佐ヶ谷ロフトAにて「H・P・ラヴクラフト聖誕祭」を開催いたします。
今回は、私とクトゥルー神話研究家・森瀬繚さんに加え、蝉丸Pさん(リアル住職・ニコ生UP主)をゲストに迎え、「クトゥルフ神話と宗教、魔法、神智学」という、どこに行くのか、私にも分からない展開となりました。
【出演】 森瀬繚(作家・編集者・クトゥルー神話研究家)@Molice 朱鷺田祐介(作家・ゲームクリエイター)@TokitaSuzakuG 蝉丸P(住職・ライター)@semimaruPハワード・フィリップス・ラヴクラフトの123回目の誕生日を祝して、今年もこの名状しがたい宴を開催いたします。
今回はゲストの蝉丸Pさんを囲み、クトゥルーと神秘学、魔法のお話をこってりとする予定。
黄金の蜂蜜酒(ミード)を傾けつつ、夜が更けるまで多いに語り合いましょう!
August 08, 2013
日々雑記:遊宝洞10周年、五獣拳とかエロマンガノゲンバとか
よしなしごと風に日々の日記。
●遊宝洞10周年
TCG開発で実績のある遊宝洞さんより、創立10周年の記念品をいただきました。マジック関係で知り合った、廣木さんと中村さんの会社ですが、もう10年かという時の流れの速さを感じる一方、遊宝洞の活躍を見聞きするにあたり、まだ10年しか経っていないのか?という気分もあります。
まずは、10周年おめでとうございます。
●五獣拳とか
水曜日は、バンタン・ゲームアカデミーでの授業の日。
変則的な夏休みの前の最後の授業。
次は、8月28日に授業があって、それが前期の最終回というあたり、なかなか変則的。
この日の授業はノベルズ科向けの「幻想世界論」とゲームライター科向けの「日本語」。
「幻想世界論」は、タイトル通り、ファンタジーその他の雑学を紹介する授業で、今回は、夏休み前の補足的な回で、異界論の捕捉、五行入門、戦闘論など。「蟲師」のアニメを見せて日本的な異界の展開を解説、風水とか五行の紹介をした後、『拳児』の松田先生追悼の意味を込めて、中国格闘技や武芸の紹介とか。
まずは、今回のテキストその1。
『五獣拳』は、中国拳法のうち、龍拳、蛇拳、虎拳、鶴拳、豹拳を解説したもの。こんな本があるのですよ。
『日本の剣術』は、日本の主要剣術流派の技を解説したもの。2もあります。基本的に、新撰組に深い関係のある天然理心流の技を紹介するために持っていったのですが、神道無念流の居合術の中に、『シグルイ』の虎眼流みたいな技があって、愕然とする。
この辺の解説から、戦国の対鎧剣術とか、中国の長拳鞭打とか、簡単な振りつきで紹介し…・・
えっと、何の授業だ(笑)
その後、『進撃の巨人』と『ハートキャッチプリキュア!』の1話を見せつつ、戦闘論とか(笑)
テキストその2
『ソロモンの魔道書』は、前回、悪魔の話をした際のもの。召喚魔法陣付きです。
『エロマンガノゲンバ』は、ゲームライター科で、インタビューの好例として紹介しました。コミック・アンリアル編集部のインタビューが面白いですよ。「触手は日本の伝統美」とか、プリズムとか、pixivとか。
『エロマンガノゲンバ』は、大学の後輩である稀見理都(きみ・りと)氏( @kimirito)が刊行している、インタビュー同人誌です。ネタがネタですので、誰にでもオススメはしませんが、興味のある方はこちらをどうぞ。
今回のVol8のインタビュー相手は西安、ケロリン、あさぎ龍、チンズリーナの四氏のインタビュー。西安氏は、昔、泥士郎さんに紹介していただいたなあと。さらに、編集部としては、コミックマショウ、アンリアルの2誌、さらに、富士見出版のイベントレポ記事もあります。
●その他Twilog的な日記
■エクリプス・フェイズ『Transhuman』
・エクリプス・フェイズの新サプリ「Transhuman」のバッカー用PDFが届いた。
サンプルキャラが色々素敵。Extropian Freelance Judge(エクストロピアのフリー裁判官)、法務職なのに、カニ義体って、どれだけ自由なの?
FlexbotやSwarmanoidにたっぷりページをかけている。Flexbot(可変型機械外殻)にはオプションが追加。Swarmanoid(群体義体)にジェット推進追加とか色々頭が悪い(褒め言葉)
リス義体使いの探検家とか、タコの暗殺者とか、いいサンプルキャラが増えたのだが……ネオピッグのスカム薬学者がヤバい。知性化豚の女性科学者(乳房が6つ)とか本当に誰得なカラーイラストが。
▲8月2・3日合わせ蜂蜜酒関連
ハニー(蜂蜜酒)の日(8月2日)、蜂蜜の日(8月3日)なので、久しぶりに蜂蜜酒(ミード)Tweet。
クトゥルフ神話などに登場する黄金の蜂蜜酒は架空の存在ではなく、ビールやワイン以前に欧州で飲まれていた世界最古のお酒のひとつです。蜂蜜酒(ミード)は、蜂蜜を発酵させたもので、ギリシャ神話のゼウスやケルト神話のクー=フーリンなどの神々や英雄が飲んだとされています。
現在でも世界中で300以上のミーダリー(蜂蜜酒醸造所)があり、醸造を行なっています。輸入品の蜂蜜酒としては、京都のハチミツ専門店ミール・ミイさんがもっとも多くの種類を扱っています。
輸入品としては、弘和トレーディングさんのグラマラス・ミード(マクウェル・ミード)、山田養蜂場さんのドイツ・ミード もオススメです。
国内でも、日本酒メーカーを中心に、蜂蜜酒への試みが続いています。朱鷺田のオススメは、峰の雪酒造場のAIZU MEAD「美録の森」と「花織」がオススメです。
▲その他
・7月末、『拳児』原作者の松田隆智先生が亡くなられていたと知る。合掌。「真女神転生TRPG誕生篇・覚醒篇」を作った頃、中国拳法の技を作るために、「拳児」を読み直し、松田先生の本を読んだ。ありがとうございました。
・8月1日 仮面ライダーのプロデューサー 平山亨さんの訃報を知る。合掌。小学校の頃から仮面ライダーを見てきた身としては感謝が絶えません。楽しい思い出をありがとうございました。
・メモ>>トーキョーN◎VA The AXELATION JGCにて先行発売 素晴らしい!
・7月31日 ゲーム学校より帰宅。ソロモン72柱の悪魔の話。人心の弱みの話をするのに蝉丸Pさんの「煩悩」話をテキストに使用し、ゲーティアの話へ 悪魔論がまどマギで80%説明できるのはいかがかと。
・ヤンマー。カッコイイ! >>YANMAR PREMIUM BRAND PROJECT
・アフリカの楽器ニャティティ奏者 アニャンゴさんのサイト>> 9月23日に調布市文化会館にてコンサート ヨーロッパツアー中とのこと。
・シャドウランの企業ソースブック「Corporate Guide」の年表とか見ていると、ああ、ここで誰かがランを仕掛けたねえ、いや、ここで誰かがミスしたか、とか思うことが多いな。いや、シアワセ一族は大変だ。
・memo >HPL Memory square
・メガネっ娘居酒屋「委員長」2013@新宿ロフトプラスワン 9月6日
・ダンガンロンパ カードゲーム 超高校級の人狼 ブログにデータを追加
・今年は昭和でいうと88年なんだ。昭和88年8月8日。
・イスラムの酒については、「イスラム飲酒紀行」(高野秀行)という名著が。ほとんど違法だけど、みんな飲む!というダメな本(笑) 高野秀行さんの探検本は男の浪漫ですよ。(『ミャンマーの柳生一族』を背中に隠しながら)
・「マジック:ザ・ギャザリング超攻略!マナバーン2014」特別企画「20年後のマジックはこうなる!?」応募要項
・Twitter経由 ニューヨークタイムズの記事にクトゥルフ神話TRPG(Call of Cthulhu)が登場したという話。
スティーブン・キングの家族の話で、彼の息子であるジョーとオーエンが小さい頃、D&Dやクトゥルフで遊んでいたとか。 黒扇娘娘的信使さんはアンテナ高いな。
・つい、ハシゴマンの再放送を見てしまう。墨田区か。ビールが美味そうだ。タコの頭の回か。
・TwitterやSNSで昔の知人と再会(というか生存確認)を行なう流れ多し。
10年ぐらい前に死んだと誤解してました。殺~す~な(笑)
まあ、訃報よりはマシか。
お互い、相変わらずバカなことをやってますなあ(笑)
『クトゥルフ神話検定 公式テキスト』8月27日 発売
日販が開催する『第1回クトゥルフ神話検定』(12月1日、東京および大阪にて開催)の公式テキストブックが、今月末、8月27日頃に発売となります。
上記写真は、昨日、編集部から頂いた束見本(本の装丁を確認するための見本。一種のダミーです)です。
教科書っぽく、装丁してみました。
8月20日の『H・P・ラヴクラフト聖誕祭』もよろしく。
8/20「H・P・ラヴクラフト聖誕祭」出演:森瀬繚、朱鷺田祐介、蝉丸P
前売はe+にて発売中→
日曜日:ニコ生にてクトゥルフ神話TRPG
ニコニコ生放送で8月9日から72時間ぶっ通しで行われる「零シリーズ+フリーゲーム 72時間ゲーム実況」 というイベントの中で、「クトゥルフ神話TRPG」のセッションが行われることいになり、キーパーが友野詳さんということで、なぜか、朱鷺田もプレイヤーに召喚されました。
更に更に、今回はアナログゲームで人気を誇るTRPGもプレイします!
卓上のホラーゲームという珍しいジャンルのゲームを、ゲームマスターに友野詳さん、プレイヤーにTRPGデザイナーの朱鷺田祐介さんをお呼びし、ゲーム実況者2人を加えクトゥルフの世界を遊びます。
クトゥルフやTPRG自体をよく知らないという方のためにも詳しく解説しながらプレイしていくので、興味のある方は是非ご覧ください!11日 日曜日
『クトゥルフ神話TRPG』
19:00~ 友野詳、朱鷺田祐介、湯毛、ドグマ風見次のプログラムは24時より
朱鷺田は、ニコ生も、ゲーム実況関係も、疎いので、はてさて、どうなりますことやら?
もしかして、オレ、理性と常識を求められている(汗)
まあ、友野さんがキーパーだから大丈夫だろう!
August 06, 2013
エクリプス・フェイズ:スワッシュバグの謎
日曜日は、R&Rステーション秋葉原店にて、『エクリプス・フェイズ』体験会。
今回は、キックスターターで資金調達したサプリメント『Transhuman』が完成し、私にもバッカー用のPDFが届いた(正確には、無料DLのメールが来た)ので、こちらのサンプル・キャラクターを投入してみた。参加者9名のうち、体験会常連5名を私が担当、初心者4名を岡和田さんが担当した。岡和田さんの方は、R&Rに掲載したエントリー・ミッションから「進化の石板」と「ゆりかごの海」を一気に回したとか。
■PC
今回のPCはこんな感じ。
『Transhuman』から投入の3名。左から
・アルゴノーツの異星言語学者スターシーカー:異星のリスっぽい生物をポッド義体に乗った言語学者。異星言語や暗号解読が得意分野。
・アナーキストの義勇兵、ヤン・トーゴー :元宇宙艦隊士官。〈大破壊〉時の地球撤退戦でティターンの追撃を断ち切った英雄。当時の政治家や企業幹部の醜い行動がイヤになり、太陽系外縁部のハビタットに隠居したが、ついつい、ハビタットの防衛隊の組織に口を出してしまう。専門は武装ドローンによる小隊戦術と宇宙艦隊の運用。使用義体はエグザルトという生体義体だが、サイバーブレインを搭載している。通称「提督」
・人間もどき ヨーコ・スベッソン :外見は人間の美女に見えるが、実際には、AIで、使用している義体はスティールモーフという金属製の機械外殻。日本系のハイパーコープの幹部の家で、実の娘のように育てられたAI。マイクロコープの経営者となって実績を積み上げてきたが、AIと知性化種の権利獲得のために立ち上がった。
あと2名。
右:タイタンの探検家ハンス・シュナイダー :リプレイ記事でもお馴染みタイタン連邦から来た冒険家。スリル大好き。
左:メルクリウスの暗殺者 ジャック:中身はゴリラの殺し屋だが、使用しているのは、テナガザルをポッド義体化したハイパーギボン。こっそり忍び込んでワスプナイフで刺し殺すのが得意。
■惑星スワッシュボグ
今回の舞台は、パンドラゲートの彼方、最近、発見された惑星スワッシュボグ。(朱鷺田オリジナル)
アフリカのサバンナのような気候で、イボイノシシに似たスワッシュボグという生物がたくさん群れをなして暮らしている。知性は感じられていないが、象に近い生物と共存している。
ここで、エイリアンの遺跡が発見され、そのピラミッドめいた遺跡から何か見つかったらしいので、調査に行けという命令がファイアウォールからパンドラゲートの乗り換え場所であるポータルにいるPCたちに届く。
PCたちは、直後の探検隊に参加してスワッシュボグへと向かうが、同行者の中には、エクストロピアから来た、フリーランスの裁判官、インドラーナ・ヴァジュリアがおり、どうやら、スワッシュボグでは、法律上の問題が起こっているらしいことが分かる。
インドラーナは、国家法が存在しないアナーキスト世界で、各自の利害関係や諍いを解決するために活躍する「弁護士兼裁判所兼法律兼私立探偵」である。なぜ、ノヴァクラブという巨大カニ型の義体に入っているかは不明だが、これなら、〈キネシクス〉技能で感情は読まれないな、とか思う。背中に描かれた「天秤」のマークは、法律家の印。
スワッシュボグに到着し、遺跡の件を調べると、スワッシュボグのパンドラゲートから200kmほど北にあるスマイリーポスト基地のそばだと分かる。200kmというのは、スワッシュボグ暫定政府ボアシティと契約探検者の探索契約で重要な距離の境界線になるあたりで、インドラーナは、スワッシュボグ暫定政府とスマイリーポスト基地の法務関係処理のためにそこへ向かうという。彼に同行してスマイリーポストに来た一行は、基地が「スマイリーポスト王国」として独立しようとしていることを知る。
スマイリーポスト王国の重鎮たち。
左:ウィップラッシュの探索者スマイリー博士:太陽系外惑星エコーVの食肉植物をポッド義体化したウィップラッシュ義体を愛用する異星植物学者。スマイリーポスト基地を建設し、スワッシュボグの調査を進めるうちに、ピラミッドを見つけてしまった人。電波な宇宙仮設が大好き。
右:エンセラダンのボディ・スタイリスト アイラータ・ヴィルスン:スマイリーポスト王国外務大臣。ポータルからやってきた美女で、スマイリー博士を籠絡して王国の独立を推進する。中身はどうやら、ポータルから汚職で逃亡したイスラム系の富豪らしい。
スマイリーポストの周辺には、繁殖期を迎えたスワッシュボグの大群数千匹が集まり、儀式めいた繁殖行動(ピラミッドの周りを周回する)を行なっていた。
また、ピラミッド周辺には、一攫千金を狙う者たちもいる。
左:ゾーンストーカー 山本:火星のティターンズ隔離ゾーンでティターンズのパーツとか、エイリアンの遺物などを探してきて、金に変えて生きてきた悪名高い盗掘屋。
右:ヒドゥン・コンサーンの暗殺者:エウロパの海に潜む知性化タコの犯罪結社「ヒドゥン・コンサーン」から派遣されたタコの暗殺者。ピラミッドの遺物を狙う。
PCたちも、ピラミッドへ行き、山本やタコたちと接触して、このピラミッドには、進化を促すコアの製造システムが組み込まれており、かつて、スワッシュボグたちを二足歩行形態まで進化させたことがあったが、それはスワッシュボグにとって、無理な進化であり、知性化スワッシュボグたちは、長生きできぬまま、滅び去ったことが分かる。
山本を説得、タコたちからは遺物を買い取り、情報を得たPCたちだったが、スマイリーポストに戻ってみると、インドラーナは、外務大臣アイラータに取り込まれてしまっており、アイラータがピラミッドの正体を知れば危険な状況になっていた。
もともと、別件から、アイラータの暗殺を引き受けていたメルクリウスの暗殺者ジャックが、アイラータの私室に潜入して彼女を暗殺した。ジャックが姿を消すことが出来ないまま、翌日になってしまうと、スマイリーポストの法執行官に任命されたインドラーナによって、捜査が開始され、武器の所持からジャックが捕まり、他のPCも捜査対象となってしまう。
インドラーナ:私が法律だ。
(主に、「オレがガンダムだ」ぐらいの口調で)
二日後、罪と罰の相応バランスで裁かれ、死刑になりそうになるジャックだったが、アイラータの正体を明かしたことで、なんとか強制労働へと減刑になる。
裁判が終わる直前、スワッシュボグの群れが暴走してスマイリーポストの防壁を打倒してしまう。なんと、タコたちがこっそりピラミッドで進化のコアを増産してスワッシュボグたちの何頭かを進化させ、スマイリーポストへの攻撃に立ち上がらせたのである。
数千匹のスワッシュバグの群れの先頭、巨大な象の背には、進化したスワッシュボグとそれをあやつるタコたちの姿があった。PCたちは命からがらスワッシュボグの群れから逃げ出す。アナーキストの義勇兵ヤン提督がタコたちを倒したが、群れの暴走は止まらない。やむなく、ハンスの乗ったエアカーで脱出したのであった。
ボアシティに戻った一行は、ピラミッドとスワッシュボグの暴走を報告し、惑星自体の封鎖を進言した。
~FIN~
色々暴走気味の展開でしたが、太陽系外惑星での冒険となりました。
体験会の次回の日程は未定ですが、9月後半あたりで検討中です。
August 05, 2013
告知:ニコ生にてクトゥルフ 今週末 >零シリーズ+フリーゲーム 72時間ゲーム実況
もうひとつ告知。
突然の話ですが、ニコニコ生放送で8月9日から72時間ぶっ通しで行われる「零シリーズ+フリーゲーム 72時間ゲーム実況」 というイベントの中で、「クトゥルフ神話TRPG」のセッションが行われることいになり、キーパーが友野詳さんということで、なぜか、朱鷺田もプレイヤーに召喚されました。
>>>よく考えたら、『クトゥルフ神話TRPG』のプレイヤーをするの、5年ぶりだ(汗)
確か、『崖の上のポニョ』公開の夏に、内山先生のテストプレイに出て、ポニョ、ポニョ歌って怒られて以来。
はてさて、どうなりますやら(汗)
細かい時間とか決まりましたら、また、更新します。
クトゥルフ神話検定 受付開始(実施は12月1日)
ついに、「クトゥルフ神話検定」の受付が開始されましたので、告知。
12月1日に、開催される「第1回クトゥルフ神話検定」(日販)の公式ページが公開され、受付が開始されました。
クトゥルフ神話検定とは?怪奇小説家ハワード・フィリップ・ラヴクラフトと、
彼と親しい作家たちの間で形成された架空の神話体系『クトゥルフ神話』。人間の情念のおよばない、より原初的な恐怖(宇宙的恐怖)を描くラヴクラフトの小説を起点とする
その世界観は、現代においては小説にとどまらず、音楽・映画・ゲーム・コミック等、様々な媒体に
共有され、「クトゥルフ神話」を知らずともその末端にも触れたことがないという人は
いないのではないかという程に拡大している。クトゥルフ神話の特徴のひとつとして、数多くの作家が好き勝手に設定を作ったり
無視したりして作られていることが挙げられる。
本検定はその混沌とした世界観はそのままに、「お約束」となっているような設定や、
個々の作品の内容、またラヴクラフトとその周囲を中心とする
クトゥルフ神話作家たちのエピソード等を問う。この検定を通し、クトゥルフ神話の世界の奥深さや広がり、
そして意外なところへの影響を感じていただけるだろう。
※クトゥルフ神話検定では、関連イベントや合格者を対象にしたグッズ販売も企画しております。詳細については随時公式サイトにて決定次第発表致します。
検定名 第1回 クトゥルフ神話検定
主催 クトゥルフ神話検定実行委員会
協力 株式会社新紀元社
企画・運営 日本出版販売株式会社試験地
東京/大阪
※受験会場は受験票にてご案内いたします。
実施日 2013年12月1日(日)
申し込み方法お申し込みの流れ
1. インターネットからのお申し込み
受験料の決済方法はクレジットカード決済、もしくはコンビニ決済になります。実施概要・お申し込みページから検定申込画面へ進んでください。
クレジットカード決済について コンビニ決済について
2. 郵便払込取扱票でのお申し込み
専用の願書(郵便払込取扱票)に必要事項を記入し、郵便局で受験料をお支払いください。 受験料のお支払いと同時にお申し込み完了となります。
2013年8月下旬開始予定
申込締切日
2013年10月29日(火)まで
クトゥルフ神話検定公式テキストは、8月下旬発売予定です。
朱鷺田は、こちらの監修・執筆にも加わっております。