JGC2014:初日:「深淵」×2
先週末(8月29日から31日)までは、アナログゲームの祭典「JGC2014」でした。
日本最大のTRPG系イベントということで、業界関係者が総動員される一日。私、朱鷺田も、フル参戦して参りました。三日間で、「深淵第三版」を二回、「シャドウラン」を二回、「エクリプス・フェイズ」を一回、GM。
今年は娘。が会社の仕事で多忙のため、ひとりで参加。
先週、東京がもっとも熱い時期に、家のエアコンが壊れるという素敵モードでの夏バテが残っていたので、体力温存のため、企画時以外はほぼ部屋で休んでおりました。やっと物販に行けたのも、最終日でした。目撃例がない、とのことでしたが、そういう意味でご挨拶できない方が多かったかもしれません。
■OP
恒例OPは、ゲストの挨拶から始まる。
鈴木銀一郎先生は、今年80歳になられるとのこと。
開会式後、安田先生に誘われ、軽い夕食(+ビール)をいただく。
7時からセッションですので(笑)、中座させていただく。
■R.CON1:「深淵第三版」
金曜日夜7時からは、R.CONにて、「深淵第三版」のGM。
まずは、以前、R&Rに掲載した渦型支援ツールを利用した即興セッション「妖魔の市」。
・絶望の老将ガルバンス・ロズフェルド
運命「冬の予感」「不死の定め」
長き戦場に働き、心が疲弊しつつも、魔族の呪いによって死ぬことが許されない老将。
・呪われた天才剣士クライン・ラーズグリフ
運命「呪われた魔剣」「禁じられた夢」
《不和の侯爵サードナ》の魔剣、大烏に支配された天才剣士。夜な夜な夢にサードナが現れて囁く。
・原蛇の魔道師ランディ・シュプドレース
運命「禁じられた知識」「死の約定(野兎の貴婦人フェリペア)」
魔族の知識を追い求めた挙句の果てに、魔族に魂を売ってしまった魔道師。
・若き騎士アイザック・ケスラー
運命「死霊の守護」「森の結界」
魔族《死霊の公子スナーダル》に狙われた辺境の城。
果てしなく、迫り来る死者の群れに対抗するため、城主である「絶望の老将」ガルバンスは、呪われた天才剣士クライン・ラーズグリフ、原蛇の魔道師ランディ・シュプドレースとともに、絶望的な戦いを続けていた。
そんなおり、23年前、妖魔の森に消えた若き騎士アイザック・ケスラーが、当時のままの風情で戻ってきた。
なんと彼は、森の中で恋人ミッシアの死に絶望して、妖魔の森で隠遁しようとしたが、なぜか時を越えて戻ってきたのだという。
ケスラーの導くまま、魔族に対抗するすべを求めて、妖魔の森の奥で、満月の晩に開かれる妖魔の市へ向かう一行。なんと市場の入り口には、巨大なドラゴンが眠っている。
妖魔の門番や奇妙な魔法の商人たちとやりとりしながら、死霊を追い払う「太陽の召喚」の儀式を学び、さらに、ドラゴンと交渉して、スナーダルを倒すため、鱗を譲ってもらって突撃槍の穂先にした。
なお、スナーダルは、星の欠片二つを得た強化版であったが、ガルバンスとケスラーが龍の鱗を穂先にした槍で突撃し、クラインも魔剣を振るってスナーダルを倒したのであった。
■深夜の深淵CON第一夜
深夜は、恒例となった「二夜連続 深夜の深淵CON」の第一夜。
フリープレイ・ルームの一部を使って、6卓の「深淵第三版」が展開する。
私の卓は、初心者4名で、鉄の公女カスリーンの命令に従い、冥界の鍵を探索するという「渦型」セッション。
・貧乏貴族シモンド・ライラック
運命「変わり者の親族」「任務(冥界の鍵の探索)」
魔族の血筋を引く叔父の監視役として、禁断の地下書庫に送り込まれた青年貴族。鉄の公女カスリーンから、冥界の鍵の探索を命じられる。
・傭兵ブラッド・ライラック
運命「親が罪人」「闇の手先(ガイウス・ラルハース)
水魔の支配者にして、死の片腕を持つガイウス・」ラルハースの手先である傭兵。
・呪われた天才剣士ジャン・ドゥ
運命「呪われた魔剣」「魔法の武器(導きの水晶)」
魔剣《大烏》に支配された天才剣士。魔法の水晶により、さまざまなものを見通す力を持つ。
・少年ファル
運命「猟犬」「不義の子」
家庭内の不和にさらされ、旅に出た少年。消えた少女クローシアを追いかけている。
鉄の公女カスリーンの宮廷から一人の少女が消えた。
それが魔族の求める「冥界の鍵」に関わると知ったカスリーンは、禁じられた地下書庫の住人であるシモンド・ライバックに彼女の追跡を命じる。同行者は、呪われた天才剣士ジャンと傭兵のライラック、そして、消えた少女と奇妙な縁で結ばれた少年ファル。
彼らは中津海を越えて、巨人の遺跡にたどり着く。
クローシアを追って遺跡にたどり着いた一行は、遺跡の番人たる破魔の巨人と戦い、これを倒すが、クローシアはすでに深淵の彼方に消えた後だった。
「冥界の鍵」は、また世界の闇に消えてしまったのである。
残念ながら、今回は時間切れで、探索失敗エンド。
少し序盤の解説とRPに時間をかけすぎてしまったようです。