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September 08, 2015

JGC2015 

 JGC2015閉幕。皆様、お疲れ様でした。

 9月4ー6日はアナログゲームの祭典「JGC2015」でした。
 朱鷺田は、全日参戦。R-CON、60分TRPG、二夜連続深夜の深淵CONと、GM三昧でした。結構、疲れましたが、おかげ様で、なんとか三日間を切り抜けられました。本当に楽しい三日間でした。
 一緒に遊んでくださったプレイヤーの皆さん、声をかけてくださった参加者、関係者、ゲストの皆様、ありがとうございました。

■「深淵第二版 辺境騎士団領」先行発売

Cover

 「深淵」のテンプレート集第二弾「辺境騎士団領」がJGC会場で先行発売となりました。実際のお店では11日頃
から発売の予定です。テンプレートとは「深淵」におけるサンプル・キャラクターですが、物語志向のつよい「深淵」らしく個性豊かなものであり、テンプレート集はそれ自体が絵本のように楽しむことが出来るものでもあります。これは田口順子先生の華麗なイラストあっての部分もあります。ありがたいことです。

 これで99体のテンプレートがまとまりました。
 「深淵」の渦型セッションで便利に仕えるツール満載です。

■開会式

 4日夕方、ついに開会式です。

 今回から、安田先生が号令をかけられます。
 今年頭、入院された鈴木銀一郎先生も、車椅子で参加され、ご挨拶。
 ちょっとうるっと来ました。

■R-CON:エクリプス・フェイズ

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 初日夜のR-CON。演目は製作進行中のSF-RPG「エクリプス・フェイズ」
 今回は、小惑星帯で奪われたカーゴの行方を追って海賊たちの惑星に潜入、海賊のボスを懐柔してカーゴを発見したものの、そこにティターンズの戦闘機械が忍び込んでいた。

 シナリオの背景は、SF-Prologue Waveに寄稿した短編から。

■二夜連続 深夜の深淵CON 第一夜

 恒例の「深夜の深淵CON」。
 今回は、先行発売中の「辺境騎士団領」を舞台にしたシナリオである。システムは開発中の第三版である。今回の企画に合わせて、イベント・リーダーのI君がなんと30あまりのテンプレートを第三版にコンバートしてくれた。実にありがたいことである。

 朱鷺田は初心者卓担当で、槍の王国ワルグルスを舞台にした渦型シナリオ。
 龍王の槍を国宝とする尚武の国に、雷鳴とともに新たな槍が落下、それを得るべく、4人の者が派遣されたという物語。
 彼らは妖魔の跋扈する丘を抜け、鷲の頭と龍の体を持つ怪物を倒し、第二の槍を手に入れるが、その魔性の槍がワルグルスにもたされる危険を理解し、槍を破壊することを決断した。
 これもまた物語である。

■60分TRPG:深淵

 明けて5日目。

 今回は、60分TRPG体験コーナーが開催され、各種のTRPGのエッセンスを1時間で体験できるコーナーが出来たので、朱鷺田は昼間、そちらで「深淵」のGMを2日間で7回行いました。

 「深淵」には特殊な部分がたくさんあるので、無理にすべてを見せず、それでもできるだけゲームを体験していただくため、ルール説明、テンプレート選択と運命の幻視、夢歩きという流れで行き、カードを使ったストーリー体験をしていただき、可能ならば、ミニ戦闘を1回という感じで行いました。

 時間的には結構、厳しいもので、毎回、参加者の感じや手応えが違い、非常に勉強になりました。

■R-CON:シャドウラン5th

 5日目の夜は、翻訳が決定したシャドウラン5th Edition。

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 現在、翻訳作業中で、仮訳のアーキタイプ(いわゆるサンプル・キャラクター)を持ち込んでの簡単なB&E。
 第五版の舞台は、2075年。
 今回は公式設定にもある2076年のシアトル・オリンピックのメイン・ドーム建設を妨害するべく、工事現場へ忍び込むというミッション。

 チームはこんな感じ。全部、基本ルールブックに載っているアーキタイプです。

・キース ガンスリンガー・アデプト(エルフ)
・YE    ストリート・サムライ(オーク)
・ンヴァ  コンバット・メイジ(ヒューマン/ただし、トロールポーザー)
・クー   タンク(トロール) 

 タンクは、今回の目玉アーキタイプのひとつで、ダメージ抵抗テストのダイスプール31個を誇るトライブ系サイバー兵士。硬い、でかい、意外に早いの三拍子。ちなみに女性で、意外に可愛い萌えキャラです。
 今回、完全初心者の女性プレイヤーがおいでになったので、彼女に進呈。

 中国人エルフのフィクサー、陳さんからの依頼で、建設工事に使われるナノマシンのプールに別のナノマシンを混入するだけの簡単なお仕事。陳さんがあまりにも怪しい上、最初に雇ったNPCのデッカー(5版ではサイバーデッキが復活したので、ハッカーはデッカーという名前に戻りました)がいきなりクリティカル・グリッチを出して「いなかったこと」になったり、色々ありましたが、二番目のNPCデッカーが警備を制圧してくれたので、突入。
 なんとか、ナノマシン混入には成功するも、アラートが鳴ってしまい、警備の火の精霊が出現する。
 コンバット・メイジが放逐を試みるも、激しく抗われて、逆に負傷。
 やむなく、火力で攻めるが、硬い、硬い。
 エルフのガンスリンガーの必殺の一撃やサムライのフルオート射撃があまり通らない。そこで、タンクが弓をいかけたら、これが決定打になった。

 なんとか警備を巻いて車に乗り込んだら、ドームの建設現場で爆発が。どうも、混入したナノマシンがおかしな反応をしたようだ。
 ま、ランナーには関係のないことだ。

 「シャドウラン5th Edition」については、今週発売のRole & Roll132号に紹介記事を書きました。リプレイの連載も始まっておりますので、よろしくお願い致します。

■二夜連続 深夜の深淵CON 第二夜

 第二夜は、プレイヤーがチームを作ったり、解散したりしながら、いくつかのミニ・シナリオを解いていくという、少しだけライブっぽいセッションでした。世界観も、第三版時代に合わせ、10年後の辺境騎士団領が舞台です。

 朱鷺田は、貴族キャラのキャラメイクを行った後、「妖魔の市」と「聖王の揺りかご」のGMを担当、前者は「辺境騎士団領」に掲載された渦型支援ツールを使ったもの、後者は月光の廃墟アマリクサスの未来に復活した聖王国を狙う星界の騎士との激闘というもの。

 この2本を終えたところで、体力の関係上、先に上がらせてもらいましたが、イベントは無事終了したようで、参加者の皆さん、ありがとうございました。スタッフのみなさんもお疲れ様でした。

■新作発表会

 明けて6日。朝から60分TRPG体験コーナーで「深淵」を3回回して、今回のノルマ終了。
 最後のお仕事はRole & Rollの新作発表会。

 朱鷺田の関係は以下の通り。
「深淵第二版 テンプレート集 辺境騎士団領」先行発売。11日頃、店頭に。
  今後は「深淵第三版」の開発に移行し、早期の発売を目指します。

「シャドウラン5th Edition」翻訳決定。現在、鋭意翻訳作業中。
 来年の早い時期を目指します。詳しくは今週発売のRole & Roll132をご覧ください。
 今後のラインナップとして、シナリオ集とリプレイが予定されておりますが、それ以降の展開について、ご希望がありましたら、Role & Roll編集部、または新紀元社へご希望をお寄せください。

「エクリプス・フェイズ」は翻訳作業が完成に近づきつつあり、年内刊行を目指して製作作業中。

■祭りの終わり

 そして、閉会式。
 安田先生の号令で来年のJGC2016での再会を約束しての閉会。
 鈴木銀一郎先生は「リハビリして立てるようになったら、来年も参加します」とのこと。
 車椅子で参加者を見送る先生の暖かい目には感動いたしました。

 またもあっという間の48時間でした。
 非常に楽しい時間でありました。
 また、来年もJGCにてお会いしましょう。

PS:打ち上げ後、家に帰り着き、倒れるように寝て置きてから気づいた。
 三日目に3階で開催されていた「ゲームマーケット出張版」に行ってなかった(汗)
 まあ、ほとんどGMしているか寝ているかだったからなあ。


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