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January 22, 2016

AKB49最終回の話をしよう

 AKB49の話しをしよう。
 最初に述べておくが、私は実際のAKB48のファンではないし、大島優子も前田敦子も区別がつくようになったのは、漫画やアニメの後である。その上で「AKB49」については大ファンである。

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 水曜日に発売された週刊少年マガジンで連載漫画「AKB49」が完結した。
 AKBのコンテンツ化の一環として、5年に渡って連載されていた漫画で、女顔の男の子が、好きなクラスメイトの少女を助けるため、AKBに入り、彼女とともにトップアイドルを目指すというもの。AKBコラボと思うと、あれだが、これが意外にしっかりしたアイドルもので、研修生時代の絶望感とか、ライバルとのバトル、先輩たちとの絆など、きちんとひとつひとつをクリアしていく姿が非常に面白い。
 熱血であると言ってもよい。
 いわゆる女装ものの、「男とバレそうになって大騒ぎ」ネタもきちんとクリアし、少しだけエッチな場面もないではないが、はやりの過剰な部分はなく、心地良いレベルで止まる(まあ、元ネタのアイドルがあるので、もともと出来ないのではあるが……)

 そして、彼女はトップアイドルのひとりになり、ついにはAKBから卒業する。
 そこで、彼女の正体がバレそうになって……という最終15話の部分はかなりハードな展開になりつつも、きちんとハッピーエンドで終わる。

 素晴らしいファンタジーである。

 この最終回が、SMAP謝罪事件の直後に掲載されたのは、皮肉なのか、それがさらにファンタジー性を高めているが、それこそ、エンターテイメントであると思う。
 最後まで、面白いエキサイティングな作品であったと思う。

 最終回の落とし方も、AKB48という実在のアイドルとのコラボの都合上、課せられているルールをクリアしつつ、綺麗にまとめてみせたと思う。漫画の原作・構成協力・作画の方々の苦労は並大抵のものではなかっただろうが、それだけの価値があると思う。

 AKBなんて、と思う方にもぜひ、読んで欲しい。
 ついでに、言えば、河森正治さんが監督したアニメ「AKB0048」もぜひ見てほしい。「マクロス⊿」で行われるさまざまな試みの萌芽がここにある。騙されたと思ってみてほしい。とんでもないSFアニメだから。


 

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SFPW:エクリプス・フェイズ「クリシュナ・ガウディの部屋」


SF作家クラブ公認ネットマガジン「SF Prologue Wave」で行われているエクリプス・フェイズ連動企画に、朱鷺田の小説「クリシュナ・ガウディの部屋」が掲載されました。

 魂(エゴ)のデジタル化、義体(モーフ)の乗り換えが可能になり、事実上の不死が成立した未来社会での自殺のお話です。


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January 12, 2016

ゲーム三昧の正月:MegaCivボードゲーム会、SCRAP

 2016年も10日を過ぎて、色々仕事やなんやらでジタバタしておりますが、その反面、暇を見てボードゲーム三昧でもあります。

■正月家ゲーム

 正月元旦から、家族でボードゲーム。
 カタンとブロックスをプレイ。

■MgegaCive:メガシヴィライゼーション会@HJ

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 1月最初の連休はゲーム三昧でした。

 1月9日は、ホビージャパンの会議室で、メガ・シヴィライゼーション会。
 メガ・シヴィライゼーションは、『文明の曙』ファンが作り上げた巨大ボードゲーム。
 詳しくは徳岡さんの4Gamerの記事をどうぞ。

 とにかく、これをできるだけ多人数で遊ぼうというのが今回の趣旨。
 どのくらい、デカいかというと、フルマップで80センチ×2メートル。

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 さらに、文明カードが1,000枚。
 最大18名のプレイヤーが12時間かけてプレイするというもの。

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 なんとか12名集めてプレイ開始。
 詳しいプレイの展開は、Togetterがまとめてくれたので、こちらをどうぞ。

 持ち主がフジケンで、他の参加者に金澤尚子さんや鶴田導師など、どこかMtG同窓会めいた感じです。
 朱鷺田はバビロンを選択するも、初期展開を焦って、ヒドイことに。

 圧倒的な受益者をもらいつつもなんとか生き残った。
 10時に集まり、11時にプレイ開始、昼食と夕食をはさんで夜の9時すぎまで、9時間のプレイ。時間切れの終了でしたが、色々面白いゲームでした。

■SCRAP新年会

 1月4日は、リアル脱出ゲームのSCRAPさんの新作発表会&新年会へ。4Gamerさんの取材のご縁でお招きいただきました。

 色々新作が楽しみですが、やはりもっとも期待したいのは、5月に開催される『ドラゴンクエスト 竜王迷宮からの脱出』でしょうね。ドラクエ30周年記念企画の一環で、幕張の3フロアを使ってのリアル脱出ゲームとのことです。

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January 01, 2016

謹賀新年

2016年 謹賀新年

昨年は、ゲームマーケット大賞の審査委員をさせていただいた他、「魔都紅色幽撃隊」(ノベライズ)、「中つ国サーガ読本」(記事)、「ランナーズ・コンパニオン」(翻訳)や「辺境騎士団領」(サプリメント)などを刊行いたしました。本年は『エクリプス・フェイズ』と『シャドウラン5th Edition』の翻訳、『深淵第三版』などの刊行が続く予定です。一歩ずつ進めて参りますので本年もおつきあいいただけましたら、幸いです。

2016年元旦

朱鷺田祐介 拝

■昨年と今年の仕事

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「魔都紅色幽撃隊」(ノベライズ):西上柾氏との共著です。
 よい体験をさせていただきました。続編の予定は残念ながら、ございませんが、また、機会を見て小説の企画をさせていただきたいと思っていますし、少しずつ書き進めているものもありますので、形にしたいと思っています。

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「中つ国サーガ読本」(記事):クトゥルフがご縁で時折、呼ばれるようになった洋泉社さんの映画秘宝で「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」に関する別冊です。朱鷺田がトールキンを解説するなんて、汗顔の至りですが、楽しい仕事でありました。この手のファンタジーやSF関連の解説記事はいつでもお受けいたします。

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シャドウラン4A「ランナーズ・コンパニオン」:シャドウラン20th Anniversaryルールブック対応のキャラクター関連上級ルールブックです。キャラクターの幅を広げたい方には最適です。

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「辺境騎士団領」:「深淵第二版」のサプリメントです。テンプレート集2でもあり、ワールドガイドでもあります。「深淵」を本格的に楽しむためにぜひお手元に。

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『エクリプス・フェイズ』(翻訳):SF-TRPGです。ずいぶん、お待たせしましたが、現在、編集作業中です。
 お楽しみに!

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 『シャドウラン5th Edition』(翻訳):シャドウランの最新版。現在翻訳中です。もう少しだけお待ち下さい。

 さらに、『深淵第三版』の開発も進めております。ずいぶんおまたせしておりますが、今年の早い時期になんとかしたいものです。

■近々の予定

 現状、以下のイベントに参加予定です。

1月31日(日) 東京深淵CON‐シキサイ‐ 

2月21日(日) クトゥルフ神話オンリーCON

 この関係上、ゲームマーケット2015神戸には伺えない予定です。
 今年も3月の邪神忌や8月のラヴクラフト聖誕祭を開催したいと思っております。詳しい内容が決まり次第、また告知させていただきます。

■最近の状況

 昨年は色々個人的な状況で平日の昼間、身動きがしにくい状況があり、各方面にご迷惑をおかけしております。少しずつ改善して参りますので、よろしくお願い致します。

 それはさておき、年末もゲームをする訳で、30‐31日は打ち合わせを兼ねて知人宅でボードゲーム。「ゾンビタワー3D」「学園メテオ」「脳トレゾンビ」「オルレアン」「世界七不思議」をプレイ。楽しゅうございました。
 さらに、除夜の鐘の前に、家族でカタンをプレイ。配置が悪く、負け。
 三が日もカタンをプレイするので、頑張るぞ!


 

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