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July 11, 2017

Twikog的メモ:クトゥルフCON、山梨非祭など

 少しブログ更新の間が空いてしまったので、色々メモを兼ねて更新中。
 4月から7月の範囲でいくつかの動きがありました。これらをTwitterからのメモでまとめておきます。

■7月1・2日 山梨非祭

 先週末は、山梨の非電源系ゲーム祭り(非祭り)にゲスト参加しました。
 山梨の非祭り(非電源系ゲーム祭り)にゲスト出演してきました。GMとして、「エクリプス・フェイズ」「深淵」「シャドウラン5th」を回し、後はボドゲ三昧、山梨グルメでした。楽しい時間をありがとうございました!

■クトゥルフCON

先日、行われたクトゥルフ神話TRPGのコンベンション「クトゥルフ神話オンリーコン」では、『比叡山炎上』のKPとして、この『城をひとつ』の最終話および同氏の『幻海』からインスパイアされたシナリオ『小田原攻め外伝 螺合谷に囁く闇』をプレイした。

伊豆半島に北条家の隠し金山を探しに行きましたが……熱海の神社の由来が素でヤバイのじゃよ。

詳しくは「シミルボン」のコラムにて

こちらでは「朱鷺田祐介は突破したい ライトノベル篇」を連載中です。

■Febri Vol.42

 見本誌到着。「正解するカド」特集。「進撃の巨人」作者+編集者対談、いくえみ綾インタビュー、湖川友謙先生対談、imasコミックとか贅沢。
朱鷺田はリコメンドで動物クイズゲーム「ファウナ」を紹介。たーのーしー。

■大ボドゲ宴

 健部さんや藤浪さんと一緒に、ル・ヴァン一周年の大ボードゲーム大会「大ボドゲ宴」にゲスト出演。「パンデミック:クトゥルフの呼び声」「ロスト・テイルズ・オブ・クトゥルフ:ダンウィッチ」などをインストし、後はちょっとしたトークをば。

 ル・ヴァンは埼玉県武蔵浦和にある建産連センターに出店しているカフェ・ビストロですが、パティシエでもあるシェフ、マネージャー、担当の公認会計士までは高校以来のゲーム仲間で、20年後、一緒にレストランをすることに。ええ話やね。「真・女神転生TRPG覚醒篇」のキャンペーンをまだ続けておられるとのこと、作者冥利に尽きます。

 会場で、EJIN研究所の江神号さんから「ハコオンナ」をいただく。
 ありがとうございます。
 ホラー系ボードゲームの傑作ですが、「印刷所を変えてパーツの精度が上がったバージョンを出せるところまで来ました!」とのこと。素晴らしい。さらなる活躍を期待しております。

■ドレコ・パーティ

「クトゥルフと帝国」イベント「ドレコパーティ」@横浜開港記念会館。

5月21日 クトゥルフ・イベント「ドレコパーティ」
キーパー情報
朱鷺田は「剣鬼の影 ‐  大正帝都新撰組始末」。50年前、函館で死んだはずのあの男が帝都に帰還!

帝都のオカルト事件に対処する帝国陸軍特務組織「D機関」は新撰組の亡霊事件に挑む。しかし、来日した「大いなる獣」アレスター・クロウリーが大混乱を招く。

■ゲームマーケット2017春

ゲームマーケット2017春。
今回はGame Jamboreeに、「オブ・ザ・デッド」の小説を寄稿致しました。こちらもよろしくお願いします。

午前中に「エクリプス・フェイズ」のGM。「聖ニコラウス号」シナリオ。
ご参加いただいた皆さん感謝!
楽しんでいただけましたらありがたいです。

午後は「ロスト・テイルズ」のブースで、朱鷺田がデザインしたカードゲーム「ロスト・テイルズ・オブ・クトゥルフ:ダンウィッチ」の拡張「オブ・ザ・デッド」の売り子。邪神を倒しに行ったら、ゾンビに襲われるという拡張!

終了後、上海のゲーム会社さんと飲み。日本語のゲームの中国語訳と販売をされているとか。中国のアナログゲーム市場の話をしていたはずがいつの間にかアニメ談義に。

中国語でプリキュアは「光之美少女」、男の娘は「偽娘」だそうです。
ちい、覚えた。

中国のゲーム事情。日本のTRPGは書籍なので、中国での出版には規制が多く、玩具扱いできる箱ゲームの方が扱いやすいとか。御本人たちはD&D、クトゥルフの他、エクリプス・フェイズ、Trail of Cthulhuなどをプレイ。拙作「比叡山炎上」も中国では話題らしい(汗)

中国のゲーム事情。書籍の検閲問題はやはり厳しいようで、その結果、中国でもライトノベルはウェブ小説発信が増えつつあるとか。
 この関連の参考記事がGame Jamboreeの「りゅうたま」記事。英語化され、アメリカでの受賞となったが、中国語版も出ているとか。


 色々漏れている気もするが、とりあえず、こんな感じで。

 今月はあと、TRPG文華祭東京深淵CON シキサイに参加予定。

 TRPG文華祭は、二泊三日の宿泊型イベントです。

 東京深淵CON シキサイは拙作「深淵」のファン主催オンリーコンです。朱鷺田もGMとして参加してきましたが、今回が最終回となり、会場もいつもと違うRole & Rollステーションになります。


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エクリプス・フェイズ:はるこん、「冷やおろしマーダーズ」「黒星僧院にて」

 少しブログ更新の間が空いてしまったので、色々メモを兼ねて更新中。

 4月から7月の範囲でいくつかの動きがありました。

■エクリプス・フェイズ@SFPW

 日本SF作家クラブ公認ネットマガジン「SF Prologue Wave」にて、私が翻訳監修を担当したSF-TRPG「エクリプス・フェイズ」の小説を寄稿しました。

「冷やおろしマーダーズ」

 おなじみ、宇宙グルメのジョン・ダンビルもの。
 冥王星に近い宙域を旅する大型宇宙船で冷やおろしうどんを食べるというもの。

「黒星僧院にて」

 R&R151、152の「エクリプス・フェイズ」シナリオと連動したショート・ストーリーです。

 そもそも、タイタンでチェス・ボクシングが流行っているというボンクラなネタが公式設定(外惑星を解説するサプリメント「Rimward」掲載)であり、これで飽き足りない人々が「ドイツボードゲーム+ムエタイ」など奇妙なスポーツに挑戦しているという説明まであったので、これはシナリオか小説にするしかないと思っていたものです。

■はるこん企画

4月22・23日に横浜開港記念会館で開催されたSFイベント「はるこん」に参加し、『紙の動物園』などで注目されるアメリカのSF作家、ケン・リュウ氏とお会いできた。

ケン・リュウ氏は、私が翻訳監修したSF‐TRPG『エクリプス・フェイズ』の小説アンソロジー『After the Fall』に短編『しろたえの袖(スリーヴ)――拝啓、紀貫之どの』を寄稿しているのだ。この短編は昨年、『エクリプス・フェイズ』翻訳チームの待兼音二郎さんの手により翻訳され、『ナイトランド・クォータリーvol.06 奇妙な味の物語』に掲載されている。

そのケン・リュウ氏が、「はるこん」のゲスト・オブ・オナー(略称GOH。イベントを代表するメイン・ゲストのこと。ちなみに、もうひとりのGOHは、漫画家/イラストレーターの速水螺旋人氏)として招待されたので、関連企画として、『エクリプス・フェイズ』の体験会を開催させていただき、その企画の一環で、短編を翻訳した待兼さん、翻訳チームのリーダー、岡和田晃氏、そして、私、朱鷺田で、ケン・リュウ氏を迎え、作品の裏側を語るというパネル企画をさせていただいた。ほぼ全日企画出演というハード・スケジュールの中、我々の企画のために時間を割いて、話してくださったケン・リュウ氏、および、この企画の関係で奔走してくださった岡和田さんと大会関係者には深く感謝したい。この企画の内容については、岡和田さんが『ナイトランド・クォータリー』誌でレポート記事を書いてくれているし、私も「シミルボン」に紹介記事を書いておりますので、ご参照下さい。


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今週末 TRPG文華祭

 今週末の7月15‐17日の TRPG文華祭に、朱鷺田も参加します。

 基本的に、TRPG日本上陸25周年の時に始まり、もう何年も続いている、宿泊型TRPGコンベンションで、本郷の旅館「鳳鳴館」が会場です。ええ、「ラブライブサンシャイン」の聖地ですよ(関係ない)。

 「シャドウラン」と「エクリプス・フェイズ」と「深淵」を1回ずつ回しつつ、後何か色物をGMしたいのだが。
 もう荷物が重たいのじゃ(笑)

 参加申し込みはこちら

 ええと、あと、TRPG文華祭は、ゲスト部屋兼飲み部屋がガチだという噂がありますが(たぶん、俺のせいだ)、ゲストを交えてTRPGその他の話がたっぷり出来るのはなかなか楽しいものです。
 ちなみに、セッション時間がありますので、ちゃんとゲームしていいんですよ!

 打ち上げも美味しいです。

 ちなみに、朱鷺田は、健康診断で、尿酸値とコレステロールがヤバイ数字になってしまったので、しばらく、お酒を控えます(やめますと言わないあたり、業が深い。まあ、ビールはダメかな。酒の師匠のひとりは、ジンならいいよ!とか言ってくれました)。
 翌日、早朝から学校なので、たぶん、打ち上げも諦めます。ぐっすん。

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TRPGフェスティバル


 9月1-3日に熱海で開催される国内最大のTRPGイベント「TRPGフェスティバル」に参加します。今回は、熱海のホテル大野屋を貸し切ってのイベントとなります。

 二泊三日、温泉旅館でTRPG三昧というと、なんかSF大会みたいやねえ、という気分の朱鷺田です。

■企画

朱鷺田祐介としては、例年通り、R-CONの公式セッションにてGMを担当します。
今年は、「深淵第三版」「シャドウラン5th Edition」「エクリプス・フェイズ」の予定です。

例年、行っておりました「深夜の深淵CON」は、今回、幻界堂と関係者の皆さんが企画運営してくれます。詳しくあはこちらのTweetを参照してください。もちろん、私もGMとして参加しますし、現在開発中の第三版で遊んでいただけます。初日の深夜となります。

今年のTRPGフェスティバルでは、主催者より色々企画を出して!というお声がかかりましたので、これらの他に二つのトーク企画をやります。

「SF-TRPG を語る」

 朱鷺田祐介、西上柾、岡和田晃の三人で、SF‐TRPGを語ります。「シャドウラン」「エクリプス・フェイズ」を中心に海外のSF-TRPG関係まで話ができるといいなあと思っております。二日目午後。

「ゲーム&ミード 深夜の試飲会@グリュック」

二日目の深夜開催。ゲームバー・グリュックさんの出張スペースで行うミード(蜂蜜酒)試飲会&トークショー。美味しいミードをご用意しますので、それらを楽しみながら、神話とお酒とゲームの話をいたしましょう。

お前が酒を飲みたいだけだろー、という突っ込みは否定できませんが。

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パンタポルタ「クトゥルフ四方山話」「ワールドクリエーターのためのブックガイド」

 新紀元社のファンタジー情報サイト「パンタポルタ」にて、二つの記事連載が始まりました。週替りの連載で、隔週掲載の予定です。

■「クトゥルフ四方山話「序章:クトゥルフ神話入門2017」」

 クトゥルフ神話に関する雑学や周辺のお話を書いてまいります。「クトゥルフ神話ガイドブック」が2004年ですので、あれから13年ぶんの雑多なお話をつらつらと書く予定で、最初は解説を兼ねた概要からです。

■ワールドクリエーターのためのファンタジーブックガイド
 第1回:『ディプロマシー』と『幼女戦記』で学ぶ地政学

 もうひとつの連載は、ワールドクリエーター、つまり、小説、マンガ、ゲームなどで架空世界を作りたいと思っている人におすすめする本のお話です。
 朱鷺田は、TRPG関連のゲームデザイナー/ゲーム翻訳者であるとともに、上記「クトゥルフ神話ガイドブック」の他、「海の神話」「超古代文明」「酒の伝説」「図解巫女」などの本を新紀元社にて、出させていただいておりますので、仕事上、読んできた色々な本のお話をいたします。

 編集長からは「弊社の本以外をばんばん紹介してください」というお墨付きをいただきましたので、そういう方向で行きます。

 こんな世界を作りたいので、どんな本を読んだらいいの? というご希望がありましたら、パンタポルタさんの公式Twitterなどにぶつけてください!


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8月20日 ラヴクラフト聖誕祭 〜「ダゴン」誕生から100年〜

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 今年の夏も、ラヴクラフト聖誕祭を行います。
 今年は、ラヴクラフト作品「ダゴン」の執筆から100年目にあたりますので、私(朱鷺田)&森瀬で、ラヴクラフトについて語ります。今回のゲストは漫画家のドリヤス工場さん。

H・P・ラヴクラフト聖誕祭〜「ダゴン」誕生から100年〜

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ハワード・フィリップス・ラヴクラフト127回目の誕生日に合わせ、名状しがたい宴が開催されるーー。
ラヴクラフト最初の《神話》作品である小説「ダゴン」は、1917年7月に執筆された。
これこそが《神話》が生み出された瞬間であり、実に100年が経過したのである。
この夏、改めて神話誕生の瞬間に思いを馳せ、語り尽くそう。

開催:8月20日(日)
OPEN 12:00 / START 13:00

今回は昼の部です。ご注意ください!

参加費:予約¥2,000 / 当日¥2,300(共に飲食代別)

【出演】
森瀬繚(作家・翻訳者・クトゥルー神話研究家)@Molice
朱鷺田祐介(作家・ゲームクリエイター)@TokitaSuzakuG

【ゲスト】
ドリヤス工場(作家)@driyasfabrik


ドリヤス工場
略歴
 同人誌・商業誌で妖怪漫画風パロディを多く手掛ける。著書に『あやかし古書庫と少女の魅宝』『○○すぎる文学作品』シリーズ。現在『テアトル最終回』(『文豪春秋』)を連載中。また、リイド社のWEBサイト「トーチ」に掲載されている「定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」にて、「クトゥルフの呼び声」(第66回)を公開中。

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魔法使いの嫁Supplement Ⅰ

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 7月10日、マッグガーデンより、構成執筆を担当した『魔法使いの嫁 Supplement Ⅰ』が発売となりました。
 これは、現代ファンタジーコミックの傑作で、今秋のアニメ化も決定している、ヤマザキコレ先生の『魔法使いの嫁』に関する公式副読本です。私と西上柾君で共同執筆となります。公式ですので、すべての原稿を、作者のヤマザキコレ先生の監修をいただきました。ご多忙の中、作品の重箱の隅をつつくような解説に、いちいちコメントをいただきましたヤマザキコレ先生に深く感謝します。

 大好きな作品にこのような形で関われて非常に光栄です。

 この本では、公式でしか出来ない、深い解説を行うために、全ページ注釈&論考というなかなかディープな企画となりました。個人的には、提出したいくつかの企画構成案の中でも、言ってはみたものの、一番ハードな路線を選択してくださったマッグ・ガーデンさんに敬意を評したいです。

 Ⅰとありますように、この巻では第1篇から第14篇まで(ほぼ1-3巻)を解説しております。
 たくさん売れてくれますとⅡも出せますので、皆さん、よろしくお願いいたします。

 これでも、ページの都合上や形態揃えの関係、大人の事情などで十分に解説できなかったネタが多々ありますので、次はさらに突っ込んだネタで行ければいいなと思っております。

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