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June 22, 2021

「加速する闇」パッケージ版が7月上旬に発売

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「加速する闇」パッケージ版が7月上旬に発売!

 

 昨年前半に制作していた拙作のマーダーミステリー「加速する闇」のパッケージ版が7月上旬に発売となります。詳しくはディアシュピールのサイトを御覧ください。いつもながら、『ざつ』な丸投げですいません。

朱鷺田祐介によるシナリオを元に、かわぐちまさしが制作した新作マーダーミステリー。

舞台は2025 年日本

東北の地下に建設された直線型粒子加速器JLC(日本リニア・コライダー)を地震が襲い、隔離された地下施設に、数名の男女が地下に閉じ込められた。

地震程度で施設の機能がマヒするはずもない。
一体何があったのだろうか?

そして、閉じ込められた一行は無事脱出できるのだろうか?

 

 私がシナリオを書き、ディアシュピールのかわぐち店長さんが制作をしてくれました。かわぐちさん、ありがとうございます。

 その結果、公演版とも少し内容が異なりますし、昨年のテストプレイ版からもかなり変わっています。興味がありましたら、ぜひ!

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59才になりました

6月22日で59才になりました。数えで60才。来年は還暦ですな。

 まあ、髪も白くなり、無理も聞きません。まあ、そういう歳なのでしょう。50才になったら、死んじゃう「深淵」というTRPGを30年近く作っているのですから、ひどい話です。もう少しの間、『ざつ』に生きて、ゲーム作りや翻訳などをしていけたら、幸せだなと。

 60才までにやらねば、ならぬ仕事がスタックしておりますので、もう少し頑張ります。

 そう言えば、先週、一足早い父の日にて、娘より。芋焼酎「殿天爽をもらう。ありがとう❗ 薫りがいい!! 美味い!!

 味噌が合う。ピキーーーーーン!!

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June 14, 2021

スマホになった

長年、ガラケー派だったが、ついに携帯のサポート終了となり、今日からスマホに。時代遅れの感じで、これどう使うんじゃろ?とか何日かやりそうなので、ご容赦あれ。旧携帯メールはつながらない可能性があるので、ご連絡はメインのメアドへ。

 

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June 10, 2021

ザ・ループTRPG発売中!

「ザ・ループTRPG」とは?

 

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 「ザ・ループTRPG」(グラフィック社)は、スウェーデンのTRPGメーカー、Free League社(スウェーデン語ではFria Ligan)が2016年に発売したTRPGTales from the Loop Role Playing Game」を翻訳したものです。これは、スウェーデンのイラストレーター、シモン・ストーレンハーグが生み出したグラフィック・ノベル「ザ・ループ TALES FROM THE LOOP」の世界観をもとにしたもので、シンプルながらも、独特の世界設定とシステム、掲載シナリオの秀逸さから、2017ENnie賞でベストゲームやベストセッティングなど5部門を受賞しました。現在までに、追加サプリメント4冊(シナリオ集2冊、拡張ルールブック1冊を含む)が刊行されています。

 日本でも、原作となる「ザ・ループ TALES FROM THE LOOP」およびその続編「フロム・ザ・フラッド 浸水からの未知なるもの」が山形浩生氏の翻訳でグラフィック社より刊行され、人気を博しています。2020年には、Amazon Primeで制作されたドラマ「ザ・ループ」のミニ・シリーズは配信されました。

 本書の翻訳にあたり、Free League社が刊行した英語版を底本としつつ、おりに触れて、オリジナルのスウェーデン語版で遊んでいる方の助言を加えました。翻訳にあたり、山形浩生氏の「ザ・ループ TALES FROM THE LOOP」およびその続編「フロム・ザ・フラッド 浸水からの未知なるもの」を参考といたしました。1-7章冒頭のテキストおよびマグネトリン船の広告ページは、山形氏の訳文の引用です。ありがとうございました。スウェーデン語に関しては、スウェーデン在住経験のある「Montro」さんに助言をいただきました。この場を借りて、感謝いたします。

 

「ザ・ループTRPG」の特徴

 

■アートブックを原作とする

 すでに述べたように、本作は、スウェーデンのイラストレーター、シモン・ストーレンハーグが生み出したグラフィック・ノベル「ザ・ループ」を原作とするTRPGです。ストーレンハーグの協力により、本作は原作からのイラストがふんだんに使われており、ゲーム内世界の雰囲気をつかみやすいものになっています。本作を遊ぶ方は、ぜひ、シモン・ストーレンハーグの美しく、ノスタルジーとSFが入り交じる世界を堪能してください。

 

■ナラティブ

 「ザ・ループTRPG」は刊行後、2017ENnie賞でベストゲームやベストセッティングなど5部門を受賞し、今までに4冊のサプリメントが刊行され、版元のFree League社は大きく発展を遂げています。

 それは「ザ・ループTRPG」が優れた原作の再現をしているだけでなく、TRPG業界のトレンドである「ナラティブ(Narrative)」タイプの最先端を走るもののひとつでもあるからです。

 ナラティブとは2013年頃からゲーム開発者の間でもてはやされるようになったキーワードで、「物語」を意味する。ゲームの文脈で用いられる場合には「ゲームの中で物語を表現するための方法論」と受け取ってもらえるとありがたい。

 そのため、雰囲気や語りを重視し、ルールでの細かい再現を減らしています。もはや、ここには戦闘ルールはありません。まずは、キャラクター同士の関係性を念頭に物語を作っていくことを楽しんでほしいのです。

 

■ノスタルジーとハイテク

 シモン・ストーレンハーグがなぜ、「ザ・ループ」の物語を書き始めたかという疑問に対して、彼はあるインタビューで「時間がなかったから」と答えています。彼は、自分が生まれ育ったノスタルジックな故郷の風景も描きたかった一方で、イマジネーションあふれる最新メカニズムやロボットの出てくるSFも描きたかった。しかし、時間がなかったので、両方を描ける作品として、「ザ・ループ」を生み出しました。

 「ザ・ループTRPG」もまた、その精神を受け継ぎ、ノスタルジーとSFの融合を目指すものです。その魅力を楽しんでください。

 

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