December 11, 2008

『真・女神転生X』「退魔生徒会万聖節前夜」Amazonで予約開始

 相変わらず、修羅の国を放浪中。
 PC不調で失った2週間を取り戻すべく……
 砂漠とか、海とか見えますよ。

●『真・女神転生X』「退魔生徒会万聖節前夜」Amazonで予約開始

 ゆるゆるリプレイ第六巻は、今週末発売です。
 ハロウィーン編。豊野香苺・新生徒会長のお披露目をかねたハロウィーンの仮装パーティを前に、またも、聖華学園に怪奇な現象が起こる。そして、謎の転校生が登場!
 なんていうか、いつもの通り、いや、いつにもまして、ゆるゆるな感じでございます。

 ご予約の方は左のサイドバー「Topic!」からどうぞ!

●「クトゥルフ神話」がよくわかる本

 地元の本屋やコンビニで売り切れていて、結局、神保町で買った。
 最近のイラスト付き神話入門系文庫本が、クトゥルフ神話まで波及したというのがまあ、すごい話だ。半年経つと、これが500円本になって、またコンビニに並ぶのかな?

 1月のクトゥルフ・オンリーCONのネタを模索中。
 クティーラか、クティーラなのか? 

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June 23, 2008

カリオン映画祭

Lateshow

朱鷺田@再編成中

●カリオン映画祭

 土曜日、日曜日と豊橋、浜松方面へ行ってきました。
 愛知でTRPGをしている人々のMixiコミュが主催するレイトショウ・オンリーコン「カリオン映画祭」』にゲスト出演してきた訳です。

 *「イット・ケイム・フロム・ザ・レイト・レイト・レイトショウ 深夜三流俗悪映画の襲来」は、B級映画の俳優になってホラー映画などの俗悪三流映画を撮影するという、メタTRPGです。

 非常に楽しいイベントで、41名、8卓ものレイトショウが立卓し、それぞれバリエーション豊かなB級映画の撮影を行いました。いまも「レイトショウ」を熱く応援してくださる皆さんの存在に感動しました。
 主催の葬送隊長さん他スタッフ、参加者の皆さん、皆さん、ありがとうございました&お疲れさまでした。

●旅日記

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 ……という訳で、21日朝。新幹線で浜松へ。
 まずは、浜松の「ダームの塔」を見つつ、浜松名物「餃子の福みつ」で昼食。店名の通り、餃子しかありません。メニューは「餃子 10個~50個」「定食・大・中・小」「ビール、お酒、ジュース」のみ!
 それだけで3階建ての店が埋まる。

 確かにおいしゅうございました。

 その後、浜松のゲームショップ「マスターズギルド」さんのプレイ・スペースを借りて、主催者の皆さんと『真・女神転生X』のセッションを。

●『真・女神転生X』世界樹の種

 とある神社に集う退魔師たちは、ある晩、影時間にTVを通して異世界「ミッドガルド」に踏み込んでしまう。そこで、謎の美女から託されたのが「世界樹の種」。霊力のある地にまいて、七日間、願いをそそげば、種から世界樹が生え、願いをひとつ叶えてくれ、望む世界に運んでくれるという。
 しかし、それに気づいた米軍や国津神が夜毎に襲ってきて……

 と、ここまでは、『Nocturne』のコトワリ系のシリアスな感じのシナリオでしたが、PC間の関係表で「奇妙な趣味」(乗り物)が重なり、PC2名が無上の機関車トーマス・ファンに! これで、新世界のコトワリは、「トーマス」に決定!

 あー。

 その後、豊橋の焼き鳥専門店で、鶏肉の焼き物と鳥鍋を堪能。ついでに、豊橋の蔵が作っている日本酒を各種飲ませていただきました。

●カリオン映画祭その1:『Kekkon シャンバラ水晶髑髏の呪い』

 22日は朝から豊橋市民センターにて、Mixi-レイトショウCON「カリオン映画祭」にて、レイトショウの監督をば。
 テーマが「けっこん」ということでしたので、まずは、22日公開の某映画(まだ見てないよ!)をパクった、リスペクトしたB級冒険活劇を撮影するため、なぜかチョモランマへ! 非常にドタバタしながらも、無事撮影を終え、帰国できました。
 どこかKekkonだったかは、実に不明ですが、古今のハリウッドB級ホラーにはよくあること。

●カリオン映画祭その2:『血痕 木枯らしの鳴く村』

 1本目が手早く撮影できたので、そのまま2本目の撮影にクランクイン!
 今回は、来年ブレイク予定の美少女ゲームの実写映画化ということで、木枯らし村木枯らし谷で起こる謎の連続殺人事件を題材にしたホラーを撮影。
 人気ロールに成功すると殺人鬼が襲ってくるよ、という状況で、まず、村人が殺害され、いつの間にか、俳優のひとりが鉈を持った連続殺人鬼になり、聖なる神社の池に沈むことに。

●カリオン映画祭その3:まとめ

 その後、トークショウとか、オスカー賞やラズベリー賞の授与式。
 トークショウでは、ゲームのことより酒の質問ばかり来ました(笑)、状況を鑑み、引き続き、ゲームと酒の日記で頑張りたいと思います。
 ちなみに、初心者向けのお酒という質問に対して、ご紹介した蜂蜜酒(ミード)の入手先はこちら、京都の蜂蜜酒専門店「ミール・ミィ」さんをどうぞ。

 その後、豊橋駅で豆腐田楽と菜飯をいただきました。美味。
 口直しに、角砂糖を置いてあるのは面白いですね。

 帰りは、東京深淵CONの印南君と一緒に新幹線で酒飲んだり、雑談したりしていたら、あっと言う間に東京へ。雨に追いつかれてしまいました。印南君とはまた来週。
 えー、来週日曜日は、埼玉県籠原に行き、関東深淵CONに出席の予定。

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●訃報:神戸みゆきさん(響鬼・立花日菜佳役)

 帰宅して、ネットをチェックしていたら、『仮面ライダー響鬼』の立花日菜佳・役をされていた神戸みゆきさんが急逝されたとのこと。体調を崩して仕事を休まれているという噂は聞いておりましたが、あまりにも若い死に愕然。
 『響鬼』の立花姉妹の妹役で非常に印象深い方だっただけに残念です。
 ご冥福を祈ります。

●死図眼のイタカ

 一迅社文庫の新刊。タイトルからも分かるように、クトゥルフ・ネタを深く埋め込んだ和風伝奇ホラー。クトゥルフは出てこないが、GOOをはじめ、分かる人には分かるクトゥルフ・ネタが各地に散見する。

●探偵は吹雪の果て

 東直己のススキノ探偵シリーズ第四作。
 第三作から15年後の現代を舞台に、40代になった「俺」が道北、斗己誕(トコタン)へ届け物をすることになるが、田舎町はそれをきっかけに、奇怪な緊張に包まれることになる。

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June 21, 2008

SR4:Unwired preview04、イベント

朱鷺田@ゾンビ軍団

 金曜日も学校。ついでに、生徒を捕まえて、ゾンビ軍団と戦わせてみたり……。

●SR4:Unwired Preview04

 カタリスト・ゲーム・ラボのシャドウラン公式ページ(英文)で、マトリックス関係上級ルールブック「Unwired」のプレヴュー記事第四回が掲載されました。
 ハッカーズ・ハンドブックとマトリックス上の現象という章について、AI、ゴースト・イン・ザ・マシーン、共振力領域などヤバい雰囲気の言葉が並んでおりますね。

●旅する大樹とミスリルの姫君

 JIVEさんよりいただきもの。
 「りゅうたま」のリプレイ第二巻です。

●カリオン映画祭へ

 明日朝より、レイトショウのイベント「カリオン映画祭」で、豊橋方面へ行ってきます。

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June 20, 2008

探偵はひとりぼっち、イベント

金曜日は学校。
ライティングでは、「酒の夜語り」から南條竹則「六号コウ(ウ冠に告)の手」および「グレートメカニクスDX5」から「富野監督、ザクを語る」&「MS IGLOO2 重力戦線」対談。

●『比叡山炎上』:出雲逃避行

 午後の世界観は『比叡山炎上』で、クトゥルフと戦闘システムの差を説明し、システム上の再現性の話をする。ついでに、戦闘中心のミニ・セッションを。

 織田VS毛利の状況が加速する天正9年、出雲大社の巫女とその護衛が京都政情の確保と織田家への密使として山陰路を走る。しかし、この外交密使に反対する一向衆が彼女たちに襲い掛かり……
 怪物に追い回され、怪物は倒すものの、巫女など2名死亡、1名逃走となる。

 かくして、毛利・織田の講和はならぬまま、本能寺へと歴史は進む。

●今日の酒:ネパールのチャン

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恵比寿で発見したネパールのクンビラで食事。ついでに、酒取材でライス・ワイン「チャン」をいただく。
フルーティな乳酸発酵系の味わいのあるあっさりしたお酒。

ストローで飲む固形の酒、トゥングはその場で作る形式になるため、日本では飲めないとのこと。残念。

●探偵はひとりぼっち

 思わず読了。
 殺されたオカマのマサコちゃんの謎を追うオレは、政治家とそれを巡る暗闘に巻き込まれる。

●九月病 上下

 シギサワ・カヤの幻のシリーズ。
 危険な関係を続ける兄妹、兄に恋するOLとその先輩、兄の別れた恋人……
 色々な人々の危険な恋愛模様がモザイク状に語られる。

●めがねのひと

 めがね好きな人向け。エロスですが、品はよろしいかと。

■イベント・スケジュール

 火曜日の午後、木曜日の昼間、金曜日はゲーム学校。
 火曜日の深夜は、某BARにて飲み。
 週末はゲームかイベントなので、水曜日をオフ気味に。

■スケジュール

6月21-22日  豊橋方面。レイトショウ・オンリーコン「カリオン映画祭」に監督出演。
6月27日 タナトス6 夜のボードゲーム会
6月29日 関東深淵CON
7月05日 テストプレイ
7月06日 東京深淵CONシキサイ 
7月12日 クトゥルフ・オンリーCON@池袋
 例によって、「幕末クトゥルフ」。たぶん五稜郭。
7月19-21日 京都深淵CON
7月27日 某所イベント

8月22-24日 JGC2008

 9月以降、色々恐ろしげな言葉が飛び交っていますが、まずは目の前の締め切りを頑張るのですよ。とりあえず、今週から7月末まで続くデス・ロードを乗り切るのが目標。

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June 18, 2008

人狼、ザクという文化

朱鷺田@正気レベル5.69 Buggy(死霊憑き)
HPLHS SaniTest(英文)
たぶん、ディオニュソスの呪いで正気度が低下中。

●人狼

 昨日は、学校でアナログ・ゲームの日。今回は、マルチ・プレイヤー・ゲーム入門ということで、クラス全員で汝は人狼なりや?」を遊ぶ。

ゲーム解説:
 東欧の村で、誰かが人狼になってしまい、村人を食い殺し始める。村人に出来るのは、人狼と思われる「被疑者」を吊っていくことだけ。誰が人狼なのか? 

 人狼と村人のチーム戦ですが、人狼の正体が分からないのが特徴です。理不尽な状況で死んでいくしかない人々。だが、会話や話し合いによって、人狼を推理し、絞っていくしかありません。

 各クラスで2~3回ずつ遊ぶが、1回目はよく分からないまま、ドキドキしていた生徒たちが、2回目以降、人狼として生き生き暗躍し、村人としても推理に目覚めていくのは面白い風景ですね。
 8回中、人狼の勝利が2勝。人狼に誘導されちゃダメだよね。

 実は、人狼って民主主義の誕生を体験するゲームであったりもしますよ。

 来週からはディプロマシーをチーム戦で。

●ザクという文化

 さすがに6時間、「人狼」のコーディネーターをするとボロボロ。
 心を癒しに、神楽坂のトライブスへ。
 途中、「深夜+1」によると、グレート・メカニクスDXの5巻が出ていた。今回の特集は「ザクという文化」。ガンダム・シリーズの影の功労者というべき、ジオン軍の量産機MSだが、その存在は、たぶん、ガンダム世界をぐっと深いものにしたと言える。

 巻頭の「00 メカ・デザイナー・インタビュー」も秀逸。
 ティエレン、かっこいいよ、ティエレン。

●ヤシ酒カクテル

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 さて、神楽坂のアフロ・フレンチ「トライブス」に顔を出す。
 タスカー・ビールでのどを癒した後、さて、次は何を飲もうか?という話をしていたら、前回のラファティの酒を思い出し、「じゃあ、ヤシ酒カクテルの新たなバリエーションを試してみよう」という話になる。
 ヤシ酒(パーム・ワイン)の持ち味は、乳酸発酵の酸味。
 では、そこにジンジャーとペッパーを入れてみる。
 まず、ジンジャーをすりおろし、なぜか出てきた鷹の爪(キッチンの人の私物。私物?)とともに大振りのグラスに入れて、パームワインを注ぐ。ついで、料理のため、糸状に切った赤トウガラシを散らす。
 カルピス状のヤシ酒に赤い糸が浮き、神秘的である。味もぴりっとした辛さとヤシ酒の甘酸っぱさが相まってなかなかいける。
 弱点は、糸トウガラシが口に入ること。

「そういう時は、アイスを入れて沈めるのですよ」

 あ、なるほど。
 ちょっとしたコツですな。

●パンとワインを巡り、神話が巡る

 読了。ディオニュソスからキリストへの流れが、父権制、母権制の視点から解説されています。

●呪術本

 先週、生徒から「いざなぎ流」に興味があるといわれたので、左のサイド・バーにAmazonから検索した何冊かを並べておきます。


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June 16, 2008

D&Dだからロールプレイするんだよ

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最近、酒とゲームがなぜか切り離せない朱鷺田です。
今週末には、「カリオン映画祭」(レイトショウ・オンリーコン)で、豊橋方面へ伺います。こちらの募集はMixiです。

●今日の酒:響30年

 日曜日は知人のサークルで「邪悪寺院、再び」の3回目。D&Dをかっちりキャンペーンでプレイするというのは、やはり価値ある体験でありまする。

 ……とはいえ、今日の目玉はコレ。

 サントリーウィスキー「響」30年。

 国産ウィスキーの雄、サントリーが渾身で作り上げたブレンド・ウィスキー。山崎、白州の二大醸造所から集めた酒齢30年以上のモルトをすべて手作業でブレンドした円熟の一品。
 参加者の一人が、頑張った自分への誕生日プレゼントとして、自分と同じ年の酒を購入したそのおすそ分けをいただきました。
 栓を開けただけで漂う芳醇な香りは、それだけで別の酒が飲める。
 口に含めば、濃密でありながら、純粋な味わい。アイス、チーズ、ジャーキーなどを合わせて見るも、つまみに一切負けない存在感を主張する。オン・ザ・ロックか、5:5の水割りがベストであろう。

●D&Dだからロールプレイするんだよ

 ある意味、飲みながらTRPGを遊ぶという、ストイックな方にはちょっとお薦めできない方法ですが、それが出来るので、酒とゲームの両方を同時に経験値UPとか、ドサクサ紛れな説明をしながら、今回も目標のダンジョン「邪悪寺院」へ……行けませんでした(ORZ)

 私のキャラは例によって、バルバルなハーフオーク・バーバリアン。前回の遭遇で、『ジョジョの奇妙な冒険』に出てきそうな石仮面を拾ったので、これを着用し、『ばるばる、うりゅりゅー』とか叫びながら、バトルアックスを振り回して、敵にダメージを与えたり、与えられたりする係。

 前回、ダンジョンの入り口を掃討したパーティは、一端、ベースタウンに戻って、準備と情報収集に取り掛かる。なぜか、街中の色恋沙汰に巻き込まれて、街最大の情報源になるはずのNPCが失恋の末、へべれけの酔っ払いに。

 困った。

 えー、私のPCはハーフオークのバーバリアンで、知力と魅力の修正がマイナス1、「交渉技能って何? それオイシイ?」という状態ですから、データ上、対応できません。
 しかし、その時、ずいぶん若い頃、故・大貫昌幸さんから聞いたD&Dの話を思い出しました。

「D&Dだから、ロールプレイするんだよ」

 大貫さんは、新和版D&D(いわゆる赤箱から始まるシリーズ)の監修をする傍ら、WARPSなど、先進的なロールプレイ指向を持つ作品をデザインされておられました。
 私がお会いした頃は、D&Dが主流でありつつも、HJやツクダのRPGに続いて、T&Tが台頭し、SWへのブレイクが始まる前夜でした。D&Dのマスターたちが集まる例会で、マスター技術を交換する話の中、D&Dでいかにロールプレイするかがよく話題に上がっておりました。
 近年ですと、D&Dはコアな「戦闘ゲーム」と見られておりますが、実のところ、D&Dには、アライメントやクラス、種族の個性など、ロールプレイの要素は沢山あります。

 ……という訳で、ハーフオーク・バーバリアンに出来る数少ない慰め方をロールプレイ。石仮面をつけ、酒樽と食い物を抱えて、NPCの家の扉を蹴破った後、酒樽をどんと置いて……

「飲め、食え」

 プレイヤーがすでに酒を飲んでいたから、ではありません(たぶん)。
 その後、他のPCの手助けがあり、何とかNPCは復活。彼女もゲットして、ラブラブに。
 問題は、ラブラブすぎて、情報源になるタイミングが減ったことでしょうか?

 残り時間で邪悪寺院に向かったら、ランダム・エンカウンターでひどい敵が2回も出て、全滅しかけたので、街へ戻る。レベルアップした上に、銀貨13000枚とか、途方にくれそうな財宝が出て、D&Dの奥深さを確認した一日でした。

●今日の酒その2:BOCKビール 6兄弟

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 パラディンとともに、ボック・ビールが6種類。
 独特のイーストで、濃厚な味わいのビールを造ったというもので、色々な味わいがあるので、あわせて6種類を、「響」を買ったプレイヤーへの誕生日祝いということで。

 なぜか、ビールを氷結させて、濃厚にしたアイス・ボック、特殊発酵と長期熟成によって、17.5度というワイン、日本酒並みの高いアルコール度数を誇るトリプル・ボックまで。

 みんなで開けて飲んだら、エンカウンターで死にそうに。
 トリプル・ボックはついに開かず。

●今日の酒3:百歳酒とサンザシ酒

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 以下、私の持ち込み酒。
 以前、新大久保で買った韓国のお酒。
 もち米で醸した酒に、高麗人参など10種類の薬草を漬け込んだ「色々体によさそうな薬草酒」。やや黄色い透明なお酒。冷やすと飲みやすいが、やはり、高麗人参の粉っぽい味が好き嫌いの分かれ目か。
 これが「うまい!」ときは、多分、体が何かを欲しているかもしれない。

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 これも新大久保で買った中国製のサンザシの酒。
 淡い紫色の甘い酒。
 サンザシの大人しくもこっそり支配的な香りがよい。

 オンザロックにするととても飲みやすい。
 国内でも何社かが出している。

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 以下、日記。

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●『真・女神転生X』邪神の軍団

 土曜日は、我が家で『真・女神転生X』のテストプレイ。
 開発中のサプリメントのチェックのため、高レベルPCをガリガリ作って、セフィロトの魔界を掃討しにいく。ジャージー・デビルの大群があっという間に吹き飛んだり、邪神セトの率いる巨大トカゲ軍団を切り開いて邪神の復活をとどめたり、派手な戦闘を。

●みゆぞう♂襲来

 金曜日は学校。小学生以下の雑誌を検討するという授業の回であるが、みゆぞう♂先生が襲来。ライター仕事の苦労した点とか、話してくれた。
 ついでに、生徒のコラムの添削までさせてしまう。
 おつかれさまでした。

 その後、生徒も交えて、ジャックポット香港食堂で軽く飲み。

 ジャックポットは、しゃれた店内で、創作料理のバリエーションが多く、おいしくて、サービスもいい上に、6時半までに入ると、飲み放題1000円と安い。おかげで最近はかなり混んでいるが、少人数なら、するりと入れてくれることもあり、ちょっとお薦め。
 香港食堂は、ランチでよく使う中華料理屋さん。粥がうまいのが流石である。

●消えた少年

 東直己の「ススキノ探偵」シリーズ第三作。
 「俺」は、偶然、出会った中学生、中島翔一の失踪事件(とその友人の猟奇殺人事件)を解決するべく、ススキノを走り回る。

●酒仙

 南條竹則の酒ファンタジー。
 千年に一度、酒霊が浄化される時、酒の救世主に選ばれた主人公が、古今東西の酒を飲んで飲みまくる。
 聖杯は、世界の上位意識が酒によって浄化されるためにあったのだ!

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June 12, 2008

ラファティの酒

朱鷺田@ディオニュソスの迷宮奥深く……

相変わらず、作業中。
来週末、6月22日は豊橋でレイトショウ・オンリーCONの予定。
どのタイミングで、「インディ・ジョーンズ」を見に行ったらいいものか?

●ラファティの酒

 先日、「酒の神話」に関するネタを募集したら、Mixiでらっぱ亭さんがSF作家、R・A・ラファティの作品に出てくるユニークなお酒をいくつか教えてくださった。「とどろき平」(早川書房刊・「どろぼう熊の惑星」所収)に出てくる特製カクテル"緑蛇の鼻嵐(Green Snake Snorter)”などなかなかユニークなネタをいただきました。感謝します。
 そのうち、未訳作品「Mr. Hamadryad」に出てくるカクテル「Stony Giant」を再現してみようと思い立った。

"Stony Giant"(スーダン北部のDongolaにあるThird Cataract Clubの特製カクテル。巨大なゴブレットに椰子酒を満たし、ご当地の塩っ辛い岩のかけらを振りかける。コウノトリの卵を殻ごと砕いて浮かべ、アラディンの胡麻を加えたらできあがり)

 スーダンとか、ヤシ酒とかいうキーワードで、最近、お世話になっているアフロ・フレンチ「トライブス」のことが脳裏によぎり、マスターのくにさんに再現してとメールしてみる。

くにさん:殻はちょっと。でも、卵を使ったカクテルならあるよ。

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 ……という訳で、火曜日の夜、伺ってちょっとご無理を言って、ヤシ酒&卵のカクテルを作ってもらいました。卵の殻は残念ながら、ナシです。

 にこやかに、シェイカーを握るマスター。
 最近、お世話になっております。

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 出来上がり。
 卵は、鶏の全卵を使用。

 もともと、生卵を使ったカクテルはいくつかあり、まろやかな口当たりで知られておりますが、これも、ヤシ酒の酸味と卵のまったり感が混じってまろやかな感じに。酸味が落ちるので、比率は検討が必要かと思いますが、十分オイシイ味わいです。塩で味を調整すればOK。
 ただし、殻は辞めよう。殻は。
 絶対に口当たりがひどくなるはずなので……

 結局、この晩は飲みすぎたのか、家についた途端、ダウン。

●備忘録

 火曜日は学校で、アナログ・ゲーム。
 マジックの第二回目で、ミニ・トーナメント。
 プレインズ・ウォーカー強し。
 次回は、マルチ・プレイヤー・ゲームの暗黒面をば。

●小学生の雑誌

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 今日はGK/GGのライティング。みんなで小学生低学年が読む雑誌を持ち寄る。まずは、並べてみるとかなりショッキングな、小学1年生と小学6年生。表紙がARASHIですよ。6年生は、女の子向けの芸能記事やグルメ記事と、男の子向けのゲーム攻略記事が入り混じり、なかなかシュールな様相に。

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 小学1年生の付録。
 ポケモン・レジャーシートに、恐竜キング・水鉄砲、きらりんレボリューション団扇。なかなか贅沢なラインナップです。オモチャの出来もよい。

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 「ちゃお」と付録。
 折りたたみ式プラスチック・ランチケースと布製ポーチがなかなかおしゃれ。
 低学年向きだからと言って馬鹿にはできません。
 別冊子になった豪華プレゼントのクイズも注目。

 「ちゃお」の別冊DXを買ってきた人もいましたが、それは全然、小学生向けじゃないっす!

●狐御殿@『比叡山炎上』

 午後の授業は世界観と称して、『比叡山炎上』のキャラ作成とミニ・セッション。
 別の先生が、シナリオの授業で「クトゥルフ神話TRPG」を行っているので、そちらと比較して、世界観とシステムの差を体感してもらう。

 1時間目にキャラを作り、2時間目にミニ・シナリオ「狐御殿」を体験。

 比叡山の尾根筋に化け狐が出るので、退治してこいと命じられたPC。
 早速、山に入り、迷っていると、平家物語を語る琵琶法師の庵にたどり着く。ここは不気味な山の演出。琵琶法師の庵で聞いた館に向かった一行だが、なぜかそこでは、公家と白拍子たちが飲めや歌えの大騒ぎ中。偵察がてら踏み込んだ陰陽師は早速、酒を飲まされて昏倒。仲間も次々酔い潰され、寝ている隙に生命を吸われる。
 ひとり、残ったマタギが機転を使って、「火事だ、火事だ」と騒ぐと、公家や白拍子が慌てて、まさに尻尾を出す。彼らはこのあたりに住む化け狐で、旅人を騙しては血をすすっていたのである。
 正体がばれてしまった公家は、化け狐(狐僧正)となり、PCに襲いかかる。火を吹き、陰陽師を爪で引き裂くも、陰陽師の召喚した護法童子の剣に貫かれて果てる。

 やれやれ何とか化け狐を退治したが、狐どもの巣であった廃屋で眠るのもたまらぬと、琵琶法師の庵に引き返すが、そこもまた廃墟であり、かの琵琶法師が亡霊であったと分かり、一行は恐怖を感じる。

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 短い怪談調のセッションで、情報収集も何もないが、4名中、重傷1名、発狂1名。まあ、こんなところで雰囲気を体験してもらった。さて、次回には、もう少し歴史ネタをば。

●妄想少女オタク系4

 実写映画にもなった、BL好き女子高生とノーマル男子生徒の恋愛コメディ。
 ヒロイン(心の中ではBLな受け男子)が、級友の男子同士のスキンシップで始まった関係も進んだような、後退したような……。とはいえ、感情を共有できる二人のヒロインの関係にちょっと懐かしく、ちょっと羨ましいものを感じてみたりもしますよ。

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May 26, 2008

ホーリーランド完結

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 どーやら。
 エッセイを寄稿した「新編ク・リトル・リトル神話大系4」が発売になっているようですが……近所の店にありません。あー。いつものように与太解説を書いておりますので、石を投げないように。

●今日の酒その1

 金曜日は、学校。
 ライティングの授業をしていたら、某社に入った卒業生のM君がやってきたので、そのまま飲み。
 写真は2軒目、恵比寿のスターウォーズ・バー「カンティーナ」のライチ・セイバー。M君が頼んだスターウォーズ関連の飲み物。
 私は、ペールエール「バス」を(2枚目の写真)いただく。こちらはやや古いタイプのビール。厚い日はうまい。

 おかげで、タナトス6のボードゲーム会に顔出しした時にはもはや足し算が出来ない。たいぺい君たちがやっていた酒飲みカード・ゲーム「レッド・ドラゴン・イン」が面白そうだったが、長居するとそのまま潰れそうだったので、土産のワインを置いて去る。

●ホーリーランド完結

 金曜日発売の「ヤング・アニマル」でストリート格闘コミック「ホーリーランド」が完結。前回の終わりに、悲劇的な終末を想像したものの、実に清清しいエンディングでほっとする。いい話でした。

●ベルセルクにクトゥルフ?

 同じく「ヤング・アニマル」連載のファンタジー・コミック「ベルセルク」がまた大迫力。敵の変身がもはや、クトゥルフやシュブ=ニグラスかという邪神クラスに。

 世界が裂けた!

●今日の早川さん 02

 ウェブ発信の4コマ漫画。→作者Cocoさんのサイト。
 SF好きの早川さんらの読書三昧な日常を描く。
 なぜかティンダロス乱入。
 表紙に『ネクロノミコン』が!

●一迅社文庫創刊

 またもやライトノベルズのレーベルが。
 ところで、イタカとか、GOOとか凄く気になるのですが?

●リプレイ収録したり……

 土日はリプレイ収録三昧。
 土曜日は退魔生徒会組で、ハロウィンを。
 日曜日は天使たちとシャドウランを。なぜか舞台は秋葉原で、テクノマンサー話を。

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May 03, 2008

若さ、若さって何だ?

 生活時間がグシャグシャな感じの朱鷺田です。
 朝までかかっても、酒の話が終わりませんね。日本酒の話なのに、相変わらず、巫女論とか、インカ帝国とか、古代世界をさ迷っております。

●若さ、若さって何だ?

 「振り向かないことさ」(宇宙刑事ギャバン)。

 夕方まで原稿を唸った後、マイミクのみゆぞう♂先生が、新宿西口の特撮カラオケバー「Amigo」に行きたいというので、新宿西口へ出る。やや遅れで、Amigoのあるビルのエレベーターの前に飛び込むと、そこには、セーラー服の美女、もとい、みゆぞう♂先生が……。

 えー、状況を補足します。

 みゆぞう♂先生は、ゲームを中心に多くのサブカル系を得意とするライターさんですが、「雲雀亭」という秋葉原の女装メイド喫茶(イベント開催)で、働いていることで有名です。ロイター経由で世界に配信されてしまったとか、明日もNHKの取材があるとか、色々な意味でジャパニーズ・オタ・カルチャーのエッジにいますね。
 一方、訪れたAmigoさんも、仮面ライダー・ファンクラブ「立花レーシング・クラブ」と深いつながりのある、特撮カラオケ・バーで、ここのマスターは、目黒の雅叙園でコスプレ・イベントをするなど、色々アクティブなお方。アニソン・イベントの場所を探していたみゆぞう♂先生に、ミクシーでAmigoの話をしたら、速攻飲み会兼偵察行となった訳ですが、すでにミクシーで逆探知されていたそうです。
 
 世間は狭い(笑)

 飲み会は、みゆぞう♂先生が持ち込んだ「特撮アニメOP&ED集」によって、懐かしいアニメ&特撮の上映会に変貌。サンライズ富野縛りとか、音楽は渡辺宙明縛りとか、色々ダメなセレクションのアニメや特撮のOP、EDを次々見ながら、色々雑談をする。気づくと、立花レーシング・クラブの片山さんと、昔のライダーの話とかしてました。

 「宇宙刑事ギャバン」とか「アクマイザー3」とか、久しぶりに見たよ。「新・サイボーグ009」とか「バイファム」とかテラ懐かしス。20年以上前の番組ばかりですが、朱鷺田的には「誰がために」はやはり名曲だと思いますよ。ギャバンの主題歌も心が震えるものであります。

 色々元気をいただいたような気がする。

●コミック
・ナルト42
 サスケ兄弟対決編。あと、師匠~!

・ハチワンダイバー 7
 ゲーセン編。ゲーマー四人組がいい感じですねー。毎回、迫力アリ。

・バーテンダー 11
 転機を迎える人々。サー・ウォルツのネタは、私も書こうと思っていたので、やっぱり来た! という感じ。酒の関係のエピソードはやはり勉強になるねえ。

・シュガーはお年頃 1
 二宮ひかる先生の新作。
 女子高生たちの複雑で、ちょっと夢見る、ちょっとビターな毎日。
 出会う、ということのドラマ。

●今日の酒:TWO DOGS

 レモン果汁を発酵させた甘味果実酒。
 酎ハイとはまた別の味わいがなかなか。
 瓶のプルトップをひょいと開けて、海を見ながら飲みたい。


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April 21, 2008

6月に、レイトショウのイベント

朱鷺田@バルバル(知力修正-1)

 この週末は、二日連続でゲームをしておりました。
 土曜日はクトゥルフで、日曜日はD&D3.5・
 楽しゅうございました。

 また、大分から苺とシフォン・ケーキをいただきました。
 こちらもおいしゅうございました。

●レイトショウのイベント

 以前、ここでちょっとコメントしましたが、正式なお話がありましたので、告知。
 6月後半、愛知県豊橋市で開催されます、レイトショウ・オンリーコン『カリオン映画祭』にお招きいただくことになりました。レイトショウとは、以前、弊社より刊行されました『It Came from the Late Late Late Show 深夜三流俗悪映画の襲来』という、翻訳RPGです。タイトル通り、B級ホラー映画をテーマにしたもので、プレイヤーはB級映画の俳優になり、与えられたテーマで、映画の役を演じるということになります。ある種のメタ視点TRPGの起点というべき作品です。
 イベントは、レイトショウ・オンリーコンらしく、映画祭という設定になります。私も監督の一人として参加します。

『カリオン映画祭』

日時:6月22日(日)
場所:愛知県豊橋市
参加方法:mixi内『愛知県でTRPGをやっている人』にて予約登録

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以下、土日の日記

●幕末クトゥルフ:潮風の香る酒

 土曜日は自宅月例ゲーム会で、今回は「幕末クトゥルフ」。
 生麦事件直後の横浜を舞台に、禁制品の密輸をしているらしい外国船の情報を集めるというミッション。アメリカの捕鯨船、イギリスのティー・クリッパー、プロイセンの軍艦、マハラジャの御座船の間をあちこち行き来して、情報を集める。事件の中心は、お堀端でこっそり開かれている密造酒場。なぜか潮風の匂いのする海草ワインを飲んで皆、海に招かれてしまうという。
 最終的には、外国奉行所に酒場を検挙してもらって報酬は得るが……

 リーダーだったフランス商人は、深き者の夜襲を一度は追い払ったが、翌日の夜は多数に押しかけられ、護衛を頼んだ狩人とともに、無残にも引き裂かれる。狩人は深きものの群れに囲まれて発狂し、幼児化後、死亡。
 「ああ、窓に、窓に、手が……」

 刀鍛冶は、プロイセンの館で輸出用の刀を打つ仕事を得るが、ある日、失踪。
 「海が呼んでいる~」

 隠れキリシタンは、マハラジャの宝物庫に忍び込んだ際、黄衣の老人に見入られ、以降、食事要員に認定された。結果、半月後、魂を吸い尽くされて失踪。
 「……が見える」

 事件直後、武蔵野に戻った剣道場の娘だけが生き残り、その後、仲間の死を知った彼女は一生、海辺には近づかないようにしてくらしましたとさ。

●ブラディ・マリー

 日曜日は某サークルに乱入。
 基本的に、酒を飲みに行きました(割とマジ)

 本格的なブラディ・マリーを飲む。

 用意された酒(ウォッカ)
 プーチン   40度
 スミノフ   40度
 バルカン  88度
 スピリタス 96度

 主に、後者2本を合わせて、クラマト(貝の出汁入りトマトジュース)で割って飲む。タバスコを1,2ダッシュ、さらにライムを加えてシェイク。
 うまいのですが、ライムが強いときつい。
 しかたがないので、ライムを抜いて、生のウォッカとクラマトを交互に飲む。
 うわ、オレ、ダメ人間だ。

●インスマスからの脱出行

 ゲーム・サークルなので、ゲームをしよう。
 先日入手した、ボード・ゲーム「インスマスからの脱出」を広げる。「怪盗Xを追え」のクトゥルフ版だと思っていただけると分かりやすい。プレイヤー1名が人間でインスマスに捕らわれた仲間を救おうとし、残りが深き者になって人間を追い詰める。
 今回は全員初めてなので、とりあえず、私が人間役となり、他3名が深き者となる。何とか数名の仲間を救い出すが何度かプロットに失敗、あと1人救えば、脱出できるというあたりで、予想を超えた重傷を受けて死亡。
 展開は早いし、カードが強力なので、かなり派手な展開になりそうだ。

●D&D3.5:バルバル~

 そのまま、そちらのサークルで進行中のD&D3.5キャンペーン卓へ乱入。
 内容は鬼が哭く公式シナリオなので割愛。久しぶりのD&Dなので、一番相性のよいハーフオーク・バーバリアンでグレートアックスを振り回す。知力修正-1のロールプレイだ~といいつつ、「バルバル~」とか「ケモノ、デカイ、ニク!」とか、「パラディンってうまいか?」とか叫びながら、前方突出、激怒して打撃を繰り返していたら、半日のセッションで10回ぐらいHPがマイナスになったが、なぜか生き残ってレベルアップした。

 パーティ的には、元パラディンが汚名を返上し、パラディンに返り咲けたので、ハッピーエンド。次回は邪悪な寺院に行け、とか神託が下っていたので、彼の戦いはまだ続くに違いない。

 久しぶりにがっつり戦闘し、がっつり殴ったので、満足満足。

●探偵はバーにいる

 札幌ススキノの夜の街を舞台にした探偵物。便利屋のオレは、大学の後輩から消えた恋人を探してくれるように頼まれ、猥雑なススキノを走り回る。一見、無関係に見えるススキノの事件がどんどん収斂し、事件の裏側を描き出していく構図は非常に快感である。
 シャドウラン他、探偵をやりたい人は読め。

●買い物

 「図書館戦争」の外伝を買った。
 Amazonから「鬼御魂」と「ソードワールド2.0リプレイ」が到着。おいおい、ルールブックはどうした?

付記:一部修正

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