『ブルーローズ:ネクサス』テンプレートを選ぶ
本家「黒い森の祠」2010年2月17日の日記より再録。
(前略)
『ブルーローズ:ネクサス』オンリーCONのスタッフとの打ち合わせにて。簡単な打ち合わせの後、スタッフから最近やったセッションの話を聞いていたら、参加者の中でサンプルキャラクターやクラスの選択にためらったり、
困ったりする人がいるという。交渉系キャラクターを選んだのに、台詞が出てこないとか、戦闘系を選んだのに戦術判断ができないという場合がある。
TRPGに求めるものも、やはり人それぞれなので、そこで悩むのは当然なのですが、新しいシステムに触れる際は、得意な傾向を選ぶとよいですよ。あるい は、自分の演じやすいキャラクター・タイプ、あるいは、自分に近いタイプを選ぶとよいでしょう。
朱鷺田は「自分と完全に異なるタイプのロールプレイなど出来ない」と考えています。演じやすいキャラクタータイプとは、すなわち、その人の内的な
一面とか、内的な願望が反映されているものです。朱鷺田は、「とりあえず突っ込んで地雷を踏む軽挙妄動型戦士」か「知識や魔術に視野狭窄し、精神的にも
偏った狂気の魔法使い」あたりがやりやすいので、「無邪気な少年」とか「人の気持ちを察して、臨機応変に動く盗賊」とかできませんね~。
身近にも、『深淵』でいうと、魂のテンプレートがある人が多く、自分の胸の中に住んでいるキャラクターを演じると輝く様子が見られます。魂が「黒騎士」
とか「漂泊の戦姫」とか。ま、ナチュラルに「負けプレイ」「落ちるロール」がうまい人もいます。魂がグラスランナーとか、ハイランダーとか、セレスティア
ル・ゲートとか。
さて、『ブルーローズ:ネクサス』に話を戻しますと……
クラスごとにやはり特性があります。
例えば、以下の台詞のうち、どれが好みでしょうか?
自分で演じるとしたら?
1)ずいぶん、面白くなってきたじゃないか?
2)興味深いですね。例えば、この壁画は……
父さん、やっと見つけたよ。
3)お前は拳の握り方をいくつ知っている?
4)あんたの探しているのはこいつかい?(と奪い取った何かを手のひらで転がす)
5)お前が死んでから×年か。シベリアは(以下回想)
6)シェリーをもらってもいいかしら?
7)ほほう。このような物がまだ残っていたとは。
8)こんなことがあろうかと。
9)例の件、そちらの差配でしたわね? ええ、お分かりでしょう? セバスチャン、あれを。
10)これが運命(さだめ)なのか?
11)オレ、ツヨイ。オマエ、マルカジリ。
12)ボクに傷をつけたのは、この100年で君が三人目だ。
これらの台詞を読んでみて、どれがしっくりしますか?
これは『ブルーローズ:ネクサス』の12個のクラスに対応した台詞をちょっと考えたものです。自分で恥ずかしくない、共感できるならいいでしょ う。あるいは、GMに聞いてもらってクラス選択の参照にするとよいかもしれません。
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